2016年10月31日月曜日

プロジェクト・シマニョーロの巻(1)シマニョーロを目指すワケとは。

ハロー皆様


満を持して((笑)) 連載を開始いたします。 

(1)シマニョーロを目指すワケとは。

きっかけはそう、ネオモルフェでした。

  1. ネオモルフェにシマノのSTIは似合わない。
  2. 取り付け位置もしっくり来ない。
  3. なんとなくカンパのエルゴパワーだったらピッタリ合う気がする。

根拠はございません。


エルゴパワーの方が、STIよりずっと持ちやすいという話はよく聞きます。
エンゾ教の教祖様もそう説いておられるけれども、本当なのでしょうか。

僕は野良サイクリストなので、カンパを使っている仲間に触らせてもらうことも出来ません。
ショップに行っても「手を触れないでください!」と注意書きがされていて試せません。
ふらんすへ行きたしと思へどもふらんすはあまりに遠し。どうすればいいのでしょう。
 
一方、ウルトラシフトで一気変速可能! という件については
「だからどうなの?」と思っていたりしました。(あんまり興味がなかった)
 
つまり、使ってみたい理由が
  • ネオモルフェに似合う?
  • 持ちやすい?
っていうことですから、これは一気変速できないパワーシフトで十分。
ということなら、ヴェローチェとかアテナでもいいんだよね? 
カンパニョーロ(CAMPAGNOLO) VELOCE パワーシフト 10S エルゴパワー
Experience号は10速だし? と思っていたのですが、だがしかし。

もちろん、カンパはスプロケットもチェーンも消耗品なのに高価だし、
チェンカッターすらも救いようがない価格だし、BBはどうも信用できないし、
ということで、この時点でシマニョーロ化を想定していました。
 
そこで、もう少し調べてみると、シマニョーロに使えるイコールプーリーは、

ウルトラシフト専用だと言うではありませんか。なぜだ…。
 
しかたない。ウルトラシフト最安のコーラスにするか。
って、コーラスって11速じゃん!
 


 
ブレーキレバーの形が気に入らないだけなのに、ドライブトレインを
11速にしなくてはならないと言うのか…。

つづく。 

Cinelli Experience プロジェクト・シマニョーロ シリーズ

  1. シマニョーロを目指すワケとは。
  2. この際、11速だ!
  3. 「よかろう、ならば32Tだ!」
  4. 「くみたててみよう!」
  5. シマニョーロの彼方に

2016年10月30日日曜日

霧の六甲山、そして落車事故発生

ハロー皆様
 
本日は近畿地方で木枯らし1号が吹いた模様。
日に日に寒くなります。 あんなに恨めしかった真夏の太陽がちょっと恋しくなったりして。
 
先日、六甲山の記事を書いたことと、どのぐらい寒いのか見てみたくなって、今日は六甲山に
登ることにしました。
15℃仕様の春秋ジャージにフルフィンガーのグローブ、サドルバッグには念のため冬物の
ウィンドブレーカーを忍ばせて出かけます。


前夜の雨で濡れた路面が乾くのを待って、いつも以上に遅めの出発。
 
強烈な北風で、道路工事の交通整理のオジサンが台風レポーターに見えてしまったぐらい。
 
北山貯水池

風はすごく強いものの、気持ちの良い秋晴れではございます。
 

さて、鷲林寺交差点から甲寿橋を経由して、東六甲をウマシカ・クライムにて登り
始めます。

盤滝の旧道を登っていたら、やおらフロントタイヤ付近から

「シュー ……」

という音が聞こえ始めました。

「あぁぁパンクかぁ…」

しかし、一向に空気が抜ける様子がありません。
「あれ? それじゃ後輪?」
いえいえ、後も大丈夫の様子。
 
一応、ウマシカとは言え基本足つきなしで登りたいので、停まって点検するのも気が進まず。
まぁ登りでパンクだったら、発症してからでもいいか。とそのまま進行。
 
結局、一軒茶屋までエアは抜けず。
 
どうやら、フォークの裏側に濡れ落ち葉が付着し、それがタイヤと擦れて音が出ていた模様。

これで思い出すのは昨年の秋の出来事。

天王峠の旧道を走破したあと、やはり何か異音がするな、と思っていたら

 
知らないうちにフォークの裏側に栗のイガが挟まっていたという事案。
 
このときは、異音だけだと思っていたら、実はチューブにピンホールが開いていたらしく、徐々にエアが抜けて平坦なサイクリングロードで謎のスネークバイトを発生させるという七年殺しをやってくれました。
 
閑話休題。
 
盤滝の温度計は16℃を表示していました。
 
今日の東六甲は、最初のW12%坂の途中と、宝殿ICを過ぎて石の宝殿の手前の位置で
片側交互通行になっていました。苦手なんだけどなぁ。
 
石の宝殿の先辺りから、激しい霧が発生。折からの強風と一緒になって、なんだかスゴい
様相になってきました。 気温も相当下がってきて、いい加減な装備でハイキングに来ると
遭難しますから! ぐらいの雰囲気。



 
一軒茶屋到着の際、沿道の女子大生の皆様に「おつかれ~」と迎えていただいて

「ナンダナンダ?(嬉しい)」

と思っていたらもちろん人違いで(笑)、どうやらどこぞの大学の自転車サークルかなんかの
イベントらしく、一軒茶屋の周囲は数十人の群衆で埋め尽くされていました。すごい喧騒。 
 
ちょうど、渋谷のハロウィンみたいなもので、本人たちは楽しいんだろうけど…。
 
さて、着いたら即座に冬物ウィンドブレーカー(SUGOI)を着用。
これを持ってきた自分の判断に文化勲章を授けたいと思いました(笑)。

 
その後、丁字ヶ辻あたりまでは霧が深く、フォグランプが欲しい感じ。路面もずっと濡れていました。


いつもは楽しい西六甲の下りも、寒くて辛さ80%。 こういう季節になったんですね。
 
さて、紅葉にはまだ早いのですが、再度公園に寄ってみました。


また晴れてきました。
 
・ ・ ・
 
なぜなのかはまだわからないのですが、西六甲・再度山を下っていると、ギャップに
気付かず「ガツン!」とやってしまうことが多いのです。いつも以上に。
道のせいなのか、もちろん不注意なのですが…。
 
この日も、再度公園での休憩後、ヴィーナスブリッジ方面に下っていると、
ガツン
とやってしまいました。 なかなか成長しないなぁ。
 
しかし、この時はガツン! に続いて

パキン…

という感じの音がしました。
 
「空き缶のペタンコになったのでも踏んだかな?」
と思ったのですが、ふと Apidura のおやつ袋を探ると…

スマートフォンがないんですけど?
 
そうです。

スマートフォンが落車しました!

 
Uターンしてみると、側溝の蓋の上でXperia君を発見。生きてるかな…。
保護シートはダメになっていますが、幸い画面は割れていない。
拾い上げてみると、自主的に再起動中でした。でも、起動途中でまた再起動が
かかりました。
「これは、永遠に再起動を繰り返す故障のパターンかも」
そして、次に頭をよぎったのは
「STRAVAのログも消えてしまったのか…」
そこですか! 自分で突っ込んでいるうちに再起動完了。

さっそくSTRAVAを起動すると、「中断から再開します♪」
おお、なんて素敵なんだ、Xperia君もSTRAVA君も!
 
九死に一生を得た我々は、強風の中 山手幹線を東に走って帰還。
突風もすごくて、真っ直ぐ走るのが大変でした。
 
そして、コイツだけは
やっぱりダメダメ。
STRAVA君を見習いなさい。
 
本日の本当のコースwww

 

 
ではまた。
 

2016年10月29日土曜日

~ intermission ~  

ハロー皆様。
 

映画館で「2001年宇宙の旅」を観たときに、 intermission が挿入されていて、 へぇ と
思ったものです。


「風と共に去りぬ」でも出てきました。

TVで放映される際も、NHKなんぞだとそのまま放送されたりします。
 
今回は、そんな intermission の感じで参ります。
 
・ ・ ・

最近、反省することがあります。
 
近頃は、自転車を巡る交通ルールの問題が取り上げられることが多くなり、改めて
交通法規を確認したり、周囲のマナーを意識したりするようになりました。
 
気がつくと、

自転車レーンに駐めるんじゃねぇぇぇ!

とか

右側通行してくる自転車には絶対進路を譲らねぇぇぇ!

とか、必要以上にカリカリしている自分がいるのに気づきました。
 
確かに、正しいんだけど。

オレは正しいんだっ!

っていう意識を振りかざすのって、なんか心の貧しさを反映しているような気がして。
 
もっと大らかに、だけど前向きに、考えたほうがカッコいいですよね。 
 
それに、そういう気持ちで周囲と接したほうが、結果として事故も減らせるのではないかと
思うのです。
 




今の世の中、人や企業がミスを犯すと、ここぞとばかり集中砲火を浴びせる風潮が
はびこっていますよね。 実は、これもどうかと思うんですよね。
 

いじめる側にまわらないと、いじめられる という恐怖。

そんな心理だったら嫌だなぁ。
 
一人で自転車に乗りながら、こんな よしなしごとを考えたりもします。
 
・ ・ ・
 
ではまた。
  
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2016年10月28日金曜日

荒野の素浪人、野良サイクリスト。

ハロー皆様
 
僕は野良サイクリストです。
 
いかなるチームにも、自転車仲間にも属しておりません。
行きつけのサイクルショップと言うのもありません。
 
他の方々のブログなど拝読しておりますと、仲間と走る歓び、交流の愉しさに満ちあふれていて、憧れます。
 
しかしながら、僕は走るときはいつでも一人です。

 
もしかしたら人見知りなのでしょうか? 一人のほうが気楽です。
実際、予想を大きく上回る貧脚で、誰かと一緒に走ると、
  • 相手の方に気を遣わせてしまったり、
  • こちらも気を遣わせて恐縮してしまったり
レベルが合わなくて楽しめないのではないかと思うのであります。
 
一人だったら、
  1. どんなに登りが遅くても
  2. 平坦ですらママチャリより遅かったりしても
…自分だけの問題で収まりますからね。
 
自転車入門、や「ロードバイクをはじめよう!」といった記事や本には、

  • 「仲間を見つけよう!」 とか、
  • 「まずはショップに相談しよう。なじみのショップを作ろう」

というようなアドバイスが書かれていますが、幸いなことにそうでなくても自転車は楽しめています。
 
行きつけのショップを作る、ということに関しては、つい

「転勤族はどうしたら?」

と思ってしまいます。
 
これは、日本の自転車販売店の収益構造に問題があるのだろうと思いますが、

メンテナンスは、その自転車を買った販売店に依頼する

という暗黙の了解があり、それ以外の場合は断られたりはしないものの少なからぬ
心理的抵抗が生まれます。
 
しかし、僕ら「転勤族」は、永く付き合うつもりで自転車店から購入しても、引っ越してしまえば
その関係を維持することは難しく、さりとて転勤するたびに新しい自転車を買うわけには
いきません。
 
結局、自分の自転車の最低限のメンテナンスは自分でした方が気楽なのです。
 
これも「野良化」の原因ですね。
 
もちろん、最初から野良サイクリストを志していたわけではありません。
 
たとえば、
 
このランドナーは、自転車店でフレームとパーツを選んで組んでもらい、購入しました。
選定したパーツのリストを作っていて、ワクワクしたものです。

その自転車屋さんは、札幌のお店でした。今でも営業しているのでしょうか…。
 
この時代に、ある程度のメンテナンスの基本を身に着けました。

・ ・ ・
 
数十年後。
 
このマウンテンバイクも、近くの自転車店で購入しました。
お世話になりました。
 
何回かの転勤を経て戻ってきたときは、そのお店はスポーツバイクの取り扱いを
やめていました。

・ ・ ・
 
そしてさらに10年ぐらい。
Wiggleでこの自転車を買いました。
その話は前にしましたね。
 
今の自転車は、一部規格の乱立を別にすれば、以前よりずっとメンテナンスが楽
なので、今のところあまり困ったことはありません。
(圧入BBとヘッドパーツは未だによくわからない…)
 
・ ・ ・
 
「野良サイクリストです」っていう話をしたかったのに、なぜか
自転車店とメンテナンスの話になってしまいました…。 
 
そうは言っても、実は馴染みのサイクルショップも作ってみたいし、
気の合う仲間がいたら楽しいだろうなあ、とも思っています。
 
実際、一人だと、ゴハンを食べるために初めての店に入るのも少々抵抗が
あったりします。
 
その代わり、自由です。
途中で気が変わって行き先を変更しても誰にも迷惑がかかりません。
速い人のペースに合わせるために無理をしなくても大丈夫です。
ウマシカ・クライムでフラフラ登っても、寒い頂上で待たせてしまう心配もいりません。
 
独りを味わう時間も、最近なかなか貴重です。
 
次はどこに走りに行こうかな。これも勝手に決めますよ(笑)
 
 
ではまた。
 

2016年10月27日木曜日

月日は百代の過客にして、行かふサドルも又旅人也。

ハロー皆様
 
こういうタイトルで書き始めてしまったら、最後は一句ひねって
締めなければならないのでしょうか。いえいえそんなことは決して。
 
さて、自転車のパーツでとっかえひっかえと言えばサドルです。


最初に付いていたのはこれ


 
Selle SanMarco の Rolls に換えて一気に重量化

反動でこれを買ってみたり
 

 

ふざけてこれを買ってみたりもしましたが


やっぱりセクシィな Rolls ちゃんに落ち着いています。
お尻にもだいたいFITしているようですよ。
 
 
マウンテンバイクに着けていた the のサドルはお尻がイタイので 

チネリ君のお下がりをつけたり



 ニセスパイダーを着けてみたりもしましたが

とりあえず昔トレイル用に買った SDG を着けておいてあります。



さて、英国のEU離脱に伴うポンド激下げのとき、何か買ってみたくて
Cinelli の VOLARE SLX を買いましたが、


 何の必然性もないので未装着。Rolls でオッケー。
 

「秋になったら、バーテープと一緒に換えよう!」

と思っておりましたが、その時期も過ぎようとしております。
 
当分、観賞用であります。

秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 無駄遣いにぞおどろかれぬる。

…これは俳句ではなく短歌であります。

 
ではまた。

2016年10月26日水曜日

動画と言うて夜も寝られず

ハロー皆様
 
賢明な読者諸兄はもうお気づきのことと存じますが、
このブログの筆者は無駄に多数、それも長時間の自転車車載動画を
Youtubeに掲載しています。
 
それはもう、USTREAM 初期の「ダダ漏れ」と変わりありません。
 
ダラダラと撮り流した動画が延々と続いているのであります。
その動画どもはこちら
 
それにはっ。 深いわけがありましてっ。
実は、自転車にハマる前はカメラ~写真撮影にハマっておりまして、
それなりのお金と時間を投入して参りました。
 

  
まだまだキリがないのでコレぐらいにしておきますが、それはもうメッタヤタラと。
 
しかし、(異論はあるかと思いますが)ロードバイクとカメラ趣味は、非常に相性が悪い。
 
 コレはマウンテンバイク時代ですが、なにせカメラは重い。しかも衝撃に弱い。
 
一眼レフにレンズ3本(標準、望遠、広角)を担いでヒルクライムとか考えたくありません。
さらに。カメラマン的には、カメラを一台だけしか持っていかないというのは本来ならばありえませんから!
シャッターチャンスを逃しちゃう!(笑)
 
今なら軽くて性能がいいカメラもあるじゃないか、って?

ノン、ノン!

もしや、「画素数」ってやつに騙されていませんか?
写真はレンズです。そして、優れたレンズは今のところ必ず重いのです。
これ以上は、語りたがりのカメラおぢ(僕もそうでした)が沢山いらっしゃるので、
そちらに訊いてあげてください。喜ばれますよ。
 

そしてもうひとつ問題が。

自転車に乗っているとき。
カメラ趣味的にベストなシャッターチャンスは、走っていて一番楽しい瞬間に
訪れるのです。
そうですよね。それこそが真理です。
 
では、シャッターチャンスだからといって、一番楽しい瞬間に自転車を停めて写真を
撮りますか?
 

ま・さ・か !

あり得ないですよね。
僕も、景色のいいところで停まってスマートフォンで写真を撮ることもあります。 
峠など、マイルストーンとなるべきところでも同様です。
でも、本当の最高の瞬間を写真のために中断できるでしょうか…。
 
葛藤。
 
そしてその答えが

「止まらないでずーーっと撮ってればいいじゃん!」

アクションカムに、一応の答えを見出しました。
 
買いました。
SONY の HDR-AS100V です。当時から型落ちモデル。
GO PROとかよりも前面投影面積が少ないよね、と選択。
この重量を着けたままで走るわけですが、一眼やコンデジよりもずっと軽い。
 
最初に買った安物マウント。
ステムに固定しましたがまったく使い物にならず。

張り切って買ったヘルメットマウント。

ほとんど使わず。
マウンテンバイクで時々使うぐらい。

決定版はコレ。

REC MOUNTのコラムスペーサー置換モデル。
 
これは素晴らしい製品。推奨。
バッチリな感じ。

こんなこともできる。
(やらへんけど)
 
HDR-AS100V本体 の方は、マウントへの固定に問題あり。
同梱のアダプタをかませてから三脚ネジに固定する構造なのですが、
このアダプタがすぐに緩むのです。
ロックタイトで固定していたら、こんどはアダプタが破損しかけて固定が
ユルユルになってしまいました。
それ以来、輪ゴムの安定的な活躍が続いております。
 
現行モデルでは改善されている模様。
 
・ ・ ・
 

このカメラには、スチル写真を取る機能もあります。
結構な広角なので、買ってしばらくは自転車から取り外して広角写真を撮ったりも
していました。
五月山 秀望台

野間の大ケヤキ

枝垂れ桜


しかし、最近では面倒になり…。と。
 
 
ではまた。