「SUGOi」という、カナダの自転車アパレルブランドがあります。
出会ったのは、たぶん20世紀末。
当時は、こんなロゴデザインでした。
カタログはこんなふう。
時代背景もあり、マウンテンバイク系のブランドとして認知していました。
当時は、JR芦屋駅の北側に輸入代理店の直営店があって、入り浸った思い出があります。
ステッカーなども多数もらってきて、愛車に貼ったりもしていました。
その後。
10数年の時を経て、ロードバイクに乗るようになってみると、
ロゴマークが変わっていました。
そして、国内販売代理店がキャノンデール・ジャパンになっていました。
このときは、「Cannondaleにウェアを供給しているうちに、資本を飲み込まれてしまったのか…?」
と思っていました。
マウンテンバイク時代は SPECIALIZED、TREK
ロードバイクでは Cinelli に乗っていて、
Cannondale デザインのアパレルを着るのは抵抗があります。
それでも、MTB時代の愛用ぶりとは一線を画しているものの、「SUGOi」 ブランドで作られている商品を、なんとなく気にかけていました。
袖部分がマグネットで脱着合体できて、ウィンドブレーカーにもジレにも自在に変化する
「バルサジャケット」を愛用しています。
ところが。
最近発見したのですが、
日本でのSUGOi ブランドの WEBサイトが閉鎖。
一応 Cannondale のサイトへ移転、という表記になっていますが、扱いとしては SUGOi ブランドは存在しない形になっています。
(「Cannondale / SUGOi ブランド」という微妙な表現も、SUGOi ロゴが付いている在庫がなくなるまでの経過措置のように見えてしまいます)
完全に Cannondale のアパレル部門、ないしは下請け工場になっていくということなんだろうな。
…と思いつつ、少し調べてみました。
すると、Cannondale 自身もとっくに売却されていて、以下のような構造になっていることを知りました。(不正確な部分がありましたらご容赦ください)
Dorel Industries Inc.
Dorel Sports segment
The Cycling Sports Group division(CSG)
CannondaleThe Pacific Cycle division(PSG:Pacific Cycle Group)
GT
SchwinnThe Apparel Footwear Group(AFG)
Mongoose など
Sugoi など
なんて自分は情報に疎かったんだ。
Cannondale 自身も、すでに会社ではなく、CSGのブランドの一つになっていたんですね。
SUGOiも、AFGのブランドの一つ。
それで、キャノンデール・ジャパンが日本国内代理店としてCSGとAFG傘下のブランドを取り扱っている。
そういうことだったのか…。
まさに情弱でした。
まぁ、ヨーロッパの高級ファッションブランドも、映像や音楽レーベルも、大きなグループの傘下に入ってしまっているわけですが、ここでも同じことが起きていたんですね。資本の論理上、当然の流れではあるのでしょう。
「自分の中での SUGOi ブランドは完全に終わったと感じます。」
というような話を書こうと思っていたのですが、そんな感傷を差し挟む余地もないような感じがします。
さようなら 僕の中のSUGOi 。
思い出をありがとう。
Amazon でクーポンと合わせて激安になっていたジャージを発注しました。
「Aliexpress で妖しいジャージを買うよりは、ちゃんとした商品が届きそうですよね。」
そういう心の距離でもって、これからはお付き合いしていくことになると思います。
ではまた。
そういう心の距離でもって、これからはお付き合いしていくことになると思います。
ではまた。
<追記>
2018年6月27日、Sugoi は Dorel Industries Inc.から Louis Garneau Sports Inc. に売却されたようです。
<さらに追記>
2021年10月11日、Dorel Industries Inc. 傘下の自転車ブランドは、まとめて Pon Holdings に売却されることが発表されました。おねだんは USD $810 Million だったようです。
GT、Schwinn、Cannondale が大西洋を渡るとは、ね。
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿