今回の記事は100%与太話です。
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道具に対するこだわり、愛着ってありますよね。
それが嵩じた趣味っていうのも、この世にアマタ存在します。
っていうか、いわゆるオトコの趣味ってかなりそんなんばっかりです。
腕時計からクルマまで。
あっ、オトコの趣味に限らず、たとえば茶道の道具なんかはたぶんこれにあたります。
こちらは嵩じすぎて国宝になったりしてますよね。
道具を愛でるということは、これは単に外見を愛でるだけではなく、そこには
- 使い勝手
- 操作の感触
を楽しむ、味わうという要素がございます。
例えばですな。
ちょっと前までハマっていたカメラ趣味で申しますと。
- カメラを手にしたときのほどよい重量感
- 金属の手触り
- シャッターボタンを押した感触。
- シャッターの発する音質。
- そのとき掌に伝わってくる振動。
- ファインダーを覗いたときの見え味。
なんかは非常に大切なのであります。
もちろん、今はカメラと言えば一眼レフレックスと言えどもほとんどがデジタルなので、シャッターボタン(リリースボタン)も、実のところ
スイッチ
に過ぎません。一方、ちゃんとしたカメラであれば、たとえデジタルであってもメカニカルな動作部分が残っています。
- 例えば、シャッター幕の開閉。
- 例えば、ミラーの昇降。
ここには「感触」っていうものがちゃんと残っています。
結果、
「C社のあのカメラは、性能はいいかも知れないが、あの『パコンッ』ていうシャッター音が許せん」ってなことになるわけです。
さらに、これが銀塩フィルムのカメラになると、
- フィルムを巻き上げるレバーの「巻味」
- 裏蓋を閉じるときの剛性感
なんかも重要になってきます。
そしてまた。
これは純粋に使い勝手として、道具において重要なのですが、
直感的に、確実に操作できるということは譲れません。
コンパクトカメラで絞りとシャッタースピートを設定するときに
- メニューボタンを押して
- モードを選択
- 求める絞り値を選択して
- 決定ボタンを押す
なんてやっているうちにシャッターチャンスは遠い過去に過ぎ去っています。
ま、スマートフォンで
- カメラアプリを起動
- 以下同文
っていうのも同じですけど。
デジタル一眼レフでも、
ダイヤルAを回すと露出補正ができて
ファンクションボタンを押しながらダイヤルAを回すとAFポイントが変更できる
とかいうのはもうイライラです。
- レンズ周りのリングで絞り決定
- 本体のダイヤルでシャッタースピード決定
- あとはシャッター押して一発必中
というのが醍醐味ですよねー。
こんな具合な
- 使った感触や「味」という芸術点。
- シンプルに確実に操作できるという技術点。
両方味わうのが道具趣味の趣味たるところでしょうか。
さて、なぜにこのブログでこんな話をするかというと。
はい、デュアルコントロールレバーの件であります。
Campagnolo のエルゴパワーは、その操作感に「味」を感じるのであります。
S社の「STIレバー」は、全体のパーツの性能と相まって確かに高性能。
ウチのはエコノミーな105ですけど、
- シフトアップは カタッ
- シフトダウンは ニャキッ
って確実に決まります。
Campagnolo社の「エルゴパワー」の方は、シマニョーロ構成ということもあって性能のことは自己責任なわけですが、
- パチ。パチ。カチリ。
- バチバチバチィ!
操作そのものが快感です。
操作感のいいカメラを所有していると、フィルムを入れずに
巻き上げ操作をして、シャッター。という具合に、空シャッター押して操作感を楽しんだりします。
巻き上げ操作をして、シャッター。
巻き上げ操作をして、シャッター。
…ボクは、空シャッターが過ぎて Nikon F3 (アイレベル)を壊してしまいましたが…www
エルゴパワー単体で、「空シフト」で感触を楽しむことができたらなぁ。
それは無理だけど。
金曜日、帰宅の道々。週末のライドのことを考えながら、エルゴパワーを操作する感触を頭の中でイメージしてニヤつく…。
至福です。 あ、きっとちょっと変な人です。
そうそう。
さっき書いた Nikon F3 が発売されたときのこと。
このカメラ、シャッターが電子制御になったので、撮影時にはボタン電池の電力が必要だったんですね。
すると
「イザという時に、電池切れでシャッターチャンスを逃してしまうではないか!」といって炎上したそうですよ。
「それでもプロ用機材と言えるのか!」
Di2。EPS。eTap。
どうしますかw
まぁ、少なくとも、変速機が動かないと帰ってこれないようなところに行く人は、やっぱり機械式がいいのかもですねぇ。
Nikon F2 FotomicA も持っていますが、これも素敵なカメラですし!
それから。
ブレーキは、圧倒的にエルゴパワーのほうが使いやすいと思いますよ。
それは…
はい。与太話の常。キリが無くなってきました。
今回はこのへんで。
ではまた。
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