2020年7月27日月曜日

「シマノじゃダメなんですか?」 SPDペダルなのにシマノ撲滅の不穏な動きを観測。

ハロー皆様

百鬼丸です。
これは、魔神との密約によって48箇所のパーツがシマノになってしまったため、ひとつひとつ気に入ったパーツを取り戻し、交換してゆく物語です。

うそです。


さて、組み上げた当初は、当時の Cinelli Experience からほとんどのパーツを移植したため、基本
エルゴパワー + シマノ ULTEGRA 6800
という清く正しいシマニョーロ構成だった Cinelli StratoFaster 君ですが、じわりじわりとパーツを交換し、残るシマノ製パーツは

  • ペダル PD-A600
  • チェーン CN-HG601
  • カセットスプロケット CS-6800
  • フロントブレーキキャリパー BR-6800
  • ブレーキケーブル

と、残り少なくなってきました。

フロントのブレーキキャリパーは、さる事情が解決したら順当に Campagnolo Chorus に交換することになります。

ペダルは?
いまついているのはコイツです。
SHIMANO PD-A600 SPDペダル

購入当時は ULTEGRA シリーズと言われていたのですが、現在シマノのサイトを見に行くと
シリーズ:TIAGRA 4700 シリーズ
特徴:Lightest SPD pedal ever at Ultegra level
「ULTEGRAグレードで歴代最軽量のSPDペダル」
つまり どっちなんですかwww

使い始めて2年半、15,000km ほど使っていますが、何のモンダイもありません。

にも、かかわらず
「Campagnolo のチェーンセットに、このペダルの組み合わせはどうなのよ?」

などと言い始めたわけです
(またはじまった)

このペダル、シマノの現行品は世代交代しておりまして
PD-ES600 というのになっています。
アレですよね。
見るからに、あまり意味のないモデルチェンジですよね。
別にいいんですけど。
PD-A600 は公称 286g
PD-ES600 は公称 279 g
そうですかそうですか。
 
「では、Campagnolo のチェーンセットに似合うペダルってどんなやつよ?」

TIME かな?

そうかも。
でも、みんな大好き SPD-SL ではなく SPD ペダルを使ってきたのには、それなりに理由があるわけで。

TIME なんて、クリートの消耗が特に激しいと聞くではありませんか。
ねぇ。

そういう選択基準でいうと、ペロペロキャンデーこと SPEEDPLAY とか LOOK KEO も対象外。
と言って、SPD以外のMTB系ビンディングシステム
TIME ATAC
CrankBrothers
あたりは、XC用途に特化しすぎていて、これもちょっと選びにくい。
 
おとなしく、このまま SPD の PD-A600 を使っておけばいいじゃん?

うん。そうだよね。
めでたしめでたし。

おや?
これはなんですか?

LOOK の ペダル?
LOOK って Quartz とか S-Track じゃなかったっけ?
X-Track ?

これ、もしや SPD 互換?

うん。
どうもそうらしいです。

SPD 互換は、シマノから移行もしやすくてありがたいなぁ。

いくつかグレードがあるようですが、カーボンボディのモデルを選んでおけば、Campagnolo のチェーンセットとの相性もよいのでは?

ほぼデザインのことしか言っていないわけですが
こうして見ると

これとあんまり変わらなくないw?
どうでしょう?
一万円クラスのペダルに見えますか?

ぐぅ。

…SPD 互換であるゆえにダサくなっているという面も否めませんな…


ところで、以下は蛇足です。

巷間、ビンディングペダルのオリジナルは LOOK 社が 1985 年に発売した PP-65 であるかのように語られている情報が散見されます。
が、賢明なる諸兄は夙にご承知の通り、オリジナルは 1973 年に発売された Cinelli の M-71 です。
 

LOOK 社が1983年にパテントを取得し、これを利用してシマノ社が 1989年に PD-7401 を発売したという経緯があるので、「LOOK が元祖」という認識が広まったのでしょうね。

ま、仮に現代 M-71 が売られていたとしても、決して使うことはないと思いますが…www

ではまた。








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