ハロー皆様
パナソニックのクロモリフレームを発注してから1ヶ月+2週間が経過。
今なお、自転車店からは何の連絡もありません。
パナソニックサイクルテックさんのサイトには、現時点でこのように書かれています。
※ 営業日日数(休日、祝日を除く)で、クロモリ14日、チタン20日、フレームフルオーダー30日でPOSショップへ納品します。
もちろん、個別に事情が発生する場合もあると思います。
その場合は、その旨を顧客に連絡するのが誠意ある対応なのではないかと思います。
そんな逆境に負けず、
新しい妄想を報告します。
「
シマニョーロ」の基本は、シマノ系のコンポーネントに、Campagnolo のデュアルコントロールレバー Ergopower を組み合わせて使用することです。
シマノのディレーラーとはインデックスが整合しないので、そこをどうにかするために各種の工夫が凝らされてきました。
- 大回し法
- シフトメイト法
- EQUAL-PULLEY 法
- スプロケットスペーサー法
などが代表的なものです。
11速時代になると、狭くなったスプロケットの間隔がシマノと Campagnolo でほぼ同様となり、レバー比さえ解決すれば互換可能な状況になりました。
その結果、リヤディレーラーも Campagnolo にしてしまえば、概ね(概ねです)ホビーライドでは問題なく使えることが、実体験上もわかっています。
「シマニョーロ」というと、リヤ変速の手懐け方が長らく議論されてきましたが、ここにひとつの解決を見たと考えています。
するとクローズアップされるのが「フロント変速」問題です。
リヤに比べれば、フロントは2枚しかないので「アウターかインナーか」にエイヤッと動かすことができればそれほど神経質になる必要はないと考えられてきました。
しかし、実際にはシマノと Campagnolo のフロント変速の仕様は異なります。
皆様ご存知のように、機械式のフロント変速には「トリム」という操作が伴います。
リヤの変速によってチェーンラインが変動すると、フロントディレーラーのガイドプレートにチェーンが接触してしまう現象を回避するために必要なのですが、シマノの場合にはアウターチェーンリングにチェーンがかかっている際に操作します。
一方、Campagnolo の場合はインナーチェーンリングにかかっている場合に操作します。
よって、左 Ergopower とシマノ フロントディレーラーの組み合わせの場合、チェーンがガイドプレートと接触することを解消できない場面が発生します。
しかし、リヤ変速と比較すると操作頻度が低く影響も限られているため、回避する手段やツールについて広く語られてきた形跡はありません。
そこで、このたび抜本的な解決方法を考案しました。
今回、リヤ変速は
Campagnolo Chorus Ergopower EP11-CH1C と
Campagnolo CENTAUR RD18-CES1M の組み合わせが考えられます。
メーカー非推奨の組み合わせですが、「まぁ大丈夫やろ」の精神です。
そして、フロント変速。
シマノ ST-5800 と
シマノ FD-5800 を組み合わせれば問題ないですよね! FD-6800でもいいけど。
インナーからアウターへの変速は馬力が必要なので、その点で STI の方が有利なことも否定できません。
右レバー + リヤディレーラー … Campagnolo
左レバー + フロントディレーラー … シマノ
左右でレバーが異なる、という危険思想じゃなかった異端仕様。
こういうの、何ていうのでしょう。
キメラ が あらわれた!
もともと「シマニョーロ」ってキメラとか鵺要素ありますよね。
左右で異質、ということに着目するならば
あしゅら男爵?
最近の価値観ではソーシャル的に許されないキャラクターのような気もしましたが、
むしろ一周回って否定することが差別と言われるのかも知れません。
真面目な皆さまは
「どうやったら、左右のSTIレバーの高さを完全に揃えて取り付けられるのか!」
などと真剣に議論されているというのに、バラバラなメーカーのレバーを付けるとはなんという暴挙でありましょうか!
でも
トマック先輩なんて、右:STI 左:バーエンドコントロール とかやってましたよね。
アームストロングさんも、右:STI 左:ダウンチューブレバーやってましたし。
選択的夫婦別姓が議論されるならば、
選択的左右別レバー とか
選択的前後別メーカー も考えてもよいではありませんか。
ではまた。