2024年8月16日金曜日

そのクロモリ・ロードバイク、どのパーツで組むつもりですか?

ハロー皆様

はい、皆さん。
「そこはパーツじゃなくて『コンポ』って言ったほうがそれらしいだろ?」と思いましたね。
そんなあなたもシマノ脳。

ところで、
シマノ … コンポーネント
Campagnolo … Groupset
SRAM … なんていうんでしょう?

閑話休題。

発注した Panasonic FRCC34 が届いたら(無事に届くと仮定して)、どんな部品で組みましょうか。という話です。

基本は、かわいそうな Cinelli Experience さんの身ぐるみ剥がして換装するつもりなので、

 Wheel : Campagnolo ZONDA (C17)
 Tire : Panaracer GRAVELKING 26C Front/Rear or AGILIST
 Bottom Bracket : Shimano ULTEGRA SM-BBR60
 Cassette Sprocket : Shimano 105 CS-5800 11-32T
 Chain : Shimano 105 CN-HG601
 Handle bar : Dixna J-FIT MonroeFZ
 Handle stem : Cinelli VAI
 Saddle : Brooks CAMBIUM ALL-WEATHER C-15
 Seatpost : NITTO S65 Seat Pillar
このあたりはほぼ確定です。

モンダイは、冒頭で触れたコンポーネンツもしくはGroupset。
4つの案があります。

1.シマノ105案
 Brake : Shimano 105 BR-5800
 Crank set : Shimano 105 FC-5800 Compact 50-34T
 Front Derailleur : Simano 105 FD-5800
 Rear Derailleur : Shimano 105 RD-5800GS
 Dual Control Lever : Shimano 105 ST-5800
シルバー塗装のものです。
「クロモリにはシルバーのパーツしか勝たん」という信念があればこの選択になります。
現行モデルでは105もシルバーがなくなってしまい、Campagnolo の Centaur も黒くなってしまって、信念をお持ちの方はさぞかしお困りではないでしょうか。
こちらは 5800 シリーズ。7000 シリーズまではシルバー版もあったのですが、
クロモリ x シルバー派の方は、(4アームまでは許しても)非対称なクランク形状は許してくれないような気もします。(勝手な想像です)
FC-7000

FC-5800

いずれにしても、シマノのシルバーは堂々と「素材の色ではなくて塗装です」という悪びれない態度なので、必ずしも古風な演出には繋がらないと思うようになりました。


2.シマノ ULTEGRA Mix or シマニョーロ案
 Brake : Shimano ULTEGRA BR-6800
 Crank set : Shimano ULTAGRA FC-6800 Compact 50-34T
 Front Derailleur : Simano ULTEGRA FD-6800 (*点検済)
 Rear Derailleur : Shimano ULTEGRA RD-6800GS
 Dual Control Lever : Shimano 105 ST-5800 or
 Dual Control Lever : Campagnolo Chorus EP11-CH1C (EQUAL-PULLEY 緑)
ULTEGRA はシマニョーロで組んで使っていたので、STIレバーを持っていません。
コントロールレバーはシルバーの105を組み合わせるか、Ergopowerを使ってシマニョーロを復活させるか、というチョイスになります。

実は、ULTEGRA のガンメタリックっぽいグレーがクロモリフレームにシックに合うかも知れない。と思い始めています。


3.超シマニョーロ Centaur案
 Rear Derailleur : Campagnolo Centaur R18-CES1M
 Dual Control Lever : Campagnolo Chorus EP11-CH1C
秘蔵の Centaur を活かし、[A]とかの刻印が付く前の Ergopower と組み合わせる案。
その他はシマノ105か ULTEGRA かで組む。
Centaur と色を合わせるならば105で。
ちなみに、もう出典もわからなくなって申し訳ないのですが

Chorus[無刻印] と Centaur[D刻印] の組み合わせだけど、たぶん使えるよね。
ということにしています。
ちなみに、この出典不明の画像に写っているのは[A刻印]世代のErgopowerだと思います。


4.Wレバー案
 Rear Derailleur : Campagnolo Centaur R18-CES1M
 Shift Lever : TBD
 Brake Lever : TBD
FRCC34

たぶん、このフレームはWレバー台座が直付されていて、そこに

Y67B91000 みたいなアウターストッパー/アジャスターを取り付けてシフトケーブルを配線するのではないかと思います。
フレームの写真を見ると、付属しているような気もするのですが、

FRCC34 SPEC から引用(パナソニックサイクルテックWEBより)
資料上、付属品には記載されていません。
「ケーブルガイド」がそれなのかな? ケーブルガイドって
こういうやつのことですよね? (画像は Y66Y98500)

果たしてアウターストッパー/アジャスターは付属しているのかいないのか?
「ショップに聞いてみたらいいよ」ですか? …うーん普通はそうですよね(苦悩)

おっと。ここで語ろうとしているのは「Wレバー案」でした。

Wレバー台座に、素直にWレバーを取り付けて使う案であります。
その場合、STI や Ergopower をそのまま使うのは不格好なので、何らかのブレーキレバーをチョイスすることになります(それもお楽しみ)。

非 INDEX なので、メーカー混在に最適。話題の EQUALコントロールレバーよりも更にシンプルな解決です。オッカムの剃刀的な。

Wレバーを使うのであれば、
この吉貝 ENE 11S SHIFTER を使うのが順当であります。シマノと Campagnolo の11速に対応しているので万全。
ですが、どうやら現在は廃番になっているらしく、新品を適価で販売している店を見つけられません。
はて。

Wレバーと言うと(またも脱線)
Campagnolo 様が始祖の巨人で、その他のものはすべて模倣です。
往時はドリルで穴を開けたり枠だけにしたりする「軽量化」が流行しました。

昔乗っていたクロモリのランドナーでは、この Simplex Criterium を喜んで使っていました。

ハイテンのランドナーには、前田工業 (SUNTOUR) の「パワーシフトレバー」を使っていました。
ラチェット付きのWレバーは世界でこれだけでした。

もちろん、SUNTOUR の持っていた特許はスラントパンタ同様とうに失効しているので、現在は吉貝さんがラチェット構造を引き継いでくれているようですね。
「パワーラチェット」というネーミングにパワーシフトへのオマージュが込められているのでしょう。

で、この ENE W-SHIFT LEVER は 10速まで対応、ということになっているのですが、若干引き量が増えるだけで11速も行けるやろ。と思っています。
という話です。

さて、4つの案の比較。仕事じゃないのでちゃんとした比較表を作ったりはしない(笑)

1.シマノ105案
 追加費用 … なし
 リスク … なし

2.シマノ ULTEGRA Mix or シマニョーロ案
 追加費用 … なし
 リスク(105レバーの場合) … ダサい
 リスク(シマニョーロの場合) … 変速が一部チャラつく

3.超シマニョーロ Centaur案
 追加費用 … なし
 リスク … Ergopower と Centaur 相性リスク

4.Wレバー案
 追加費用 … あり
 リスク … なし(かな?)

以前だったら
「組み換え作業も楽しいので、1番から順番に試してみるのもいいね!」と思えたのですが、今の自分は最初に組んだ仕様で放置してしまいがちかも。

まぁ、現物が届いたら、それを見てから考えましょうか。
いつごろ来るかさっぱりわからないし。
急いで組み上げる必要もないし。

***
つれづれなるままに 心にうつりゆくよしなしごとを そこはかとなく書きつくってみました。

自転車を組むと、こういう妄想ができて楽しい。

ではまた。

***追記***

これを見つけました。
FRCC33(前年度モデル) SPEC から引用(パナソニックサイクルテック資料より)
「ケーブルガイド」の記載がなく、代わりに「ワイヤー受け」と書かれています。
この「ワイヤー受け」とは? Y67B91000 みたいなアウターストッパー/アジャスターのことを指すのか? であるならば、前年度モデルの「ワイヤー受け」が今年度モデルで「ケーブルガイド」に変わったのは何を意味するのか? 
今年度モデルには何が付属しているのか?
  
最初の説:今年度から「ワイヤー受け」が廃止されて「ケーブルガイド」のみが付属
第2の説:実は「ワイヤー受け」と「ケーブルガイド」の両方が付属
第3の説:今年度の「ケーブルガイド」は記載ミスで「ワイヤー受け」のみが付属
第4の説:呼称が変わっただけで「ワイヤー受け」と「ケーブルガイド」は同じもの

最初の説が正しいとしたら、カタログやWEBの商品写真は誤り。

現物が届くまでは藪の中。ワクワク。



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