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2025年1月17日金曜日

【懐古】サンツアー 8.8.8.前田工業の巻

ハロー皆様

今回は、自転車パーツの栄枯盛衰というと必ず語られる SunTour サンツアーのお話。


皆さんが「サンツアー」と聞いて思い出すのって、MTB のパーツだったり "Superb" だったりして、それぞれのロゴを想起するのだと思います。
自分にとっては、ここに掲げたロゴが「サンツアー」です。
時代。

まず、製品に添付されていた取扱説明書。

リヤディレーラー。
軽合金のVシリーズ。
ランドナー派なので、主に V-GTを使っていました。
ここにはV,V-T,V-GTと記載されていてそれが正式な製品名であるようなのですが、当時実際には「VラックスGT」とか「VGTラックス」と呼ばれていました。
上掲の取説の製品画像を目を凝らしてみると "SUNTOUR V-GT LUXE" と刻印されていますよね。
そう、もちろんスラントパンタです。
当時のシマノはまだパテントの関係で使えず、CLANE とかは「サーボパンタ」と言っていました。Bテンションスプリングがあることをそう呼称していたわけです。
サンプレックスなんかもおんなじだったんですけどね。

フロントディレーラー。
スパート、コンペV、SLの3機種がありました。
すべてトップノーマル。
昨今はローノーマルばかりですよね。
トップノーマル/ローノーマルの違い、わかるでしょうか?
シマノさんのXTRとかでRDがローノーマルだったことがありましたよね。
そして、自分が使っていた「SL」は、チェーンガイドプレートが軽合金でした。
Campagnolo Chorus の FD のガイドプレートがアルミ製でしたが、それ以外では見たことがない気がします。

続いて製品カタログ。上掲の時代より遡って

1972年版。
日本語が一切書かれていないので、おそらく海外向けのカタログなのではないかと考えます。
「8.8.8.」が前田工業を示します。
ちなみに島野さんは「3.3.3.」でした。

製品一覧。
クランクとかブレーキとかはないのか? って。
むろん、そんなものは作っていなかったのです前田工業さんは。

リヤディレーラーから
VとV-GTだけが軽合金(V-Tはまだありません)。
「オーナー」とか懐かしいですねぇ。

そしてスキッター。赤いボルトカバーがチャーミングだったなぁ。カタログの写真が白黒で残念。
左下は「スラントパンタ」の説明。
This epoch-making mechanism is patented in Japan, U.S.A. and European countries. と書かれております。

フリーホイール
4速以上がボスタイプ、3速以下はフラッシュタイプみたいですね。
フラッシュタイプが何かわからない? そうかぁ…
左ページ右上の PROCOMPE が高級品で金色。
「パーフェクト」とかいう名前はまだなかったのかな。国内専用の名称だったのかな。

シフトレバー。
この頃は皆さん大好き「パワーシフト」機構はまだサムシフターだけに使われているようですね。
パワーシフトではなく "MIGHTY SHIFT" だったようです。商標の問題かも。
バーエンドコントロールが存在していたことに感動。

その他アクセサリー
フレームのエンドも作っていたんですね。これは知らなかった。
ストレート・ドロップアウトエンドはまだ登場していなかった時期。

そして、ここ重要です。
前田工業は「サンツアー」ブランドの自転車部品ばかり作っていたわけではありません。
本業は機械部品でありました。

ではまた。


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2024年12月20日金曜日

華麗な遍歴。グラベルバイクにカメラを取り付ける多彩な方法とは? ドキュメンタリー

ハロー皆様



そう、カメラです。

長年使っている動画カメラ、SONY HDR-AS300 をグラベルバイク TREK8000 に取り付ける方法のお話でございます。

ここに付ける、というのも変化を持たせるにはアリなのですが、
基本的にはハンドルバー周辺に装着したい。

最初はこういうの を使いました。

この頃の状態。(二箇所装着)

その後

サカサマに取り付けてみたりもしました。
これだと操作にひと手間かかったり、ケーブルが映り込んだりするので

紆余曲折を経て、TREK8000 ではこのようにステーを介して取り付けてるかたちに、いったん落ち着いていました。

わりと最近の状態です。

しかし。
ハンドル周りって、乗っていると嫌でも目に付くではないですか。

それで、

ロードバイクで使っていたこの赤いのが余っているので、これが使えたらカッコいい&便利なのではないか?

などと余計なことを考えてしまうわけです。


そこで、GARMIN マウントに GoPro アダプタを組み合わせる、というグローバルなオープンソリューションが可能になる こういうアダプタを狙っていました。

最初は中華でも 1,000円(相当)以上していたので、値下がりを待っていたところ

ようやく450円(送料無料)になったので、お買い上げ。

こんなコックピットに。

90°回転固定

スタック高め。
GARMIN → GoPro → 1/4-20UNC(三脚ネジ)

装着! & 試走。

あかん…。フラフラやで。
ハイコンプライアンス。

HDR-AS300 はその光学式ブレ補正を存分に発揮しますが、それでも映像への影響は避けられません。
それ以上に、グラグラして破損脱落するのではないかと気が気ではありません。

あ 「コンプライアンス」って言うと法令遵守のことだと思われると存じますが、もともとは追従性ですよね。
オーディオ時代にカートリッジで「ハイ・コンプライアンス」って覚えました。

GARMINマウントは もともとサイクルコンピュータが脱落せずに固定されればいいので、それほどリジッドではない固定方式。
そこへこの三段重ねの支点距離とトップヘビー。無理だったんですねー。

そこで、次はこれ。

GoPro マウントを経由せず直結できる仕様。
モーターバイク用らしいけれど、たぶん使えるんじゃないかな?
と人柱購入。

入荷

カーボンハンドルなのにトルクレンチを使い忘れつつ固定。

装着。

まだ試走はしていません。

寒いんですもの。

ではまた。


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2024年12月14日土曜日

ドゥエニャスちゃんとVブレーキ跡地と底なしのバカについて

ハロー皆様

マリア・ドゥエニャスちゃん。
聴いてきました。
オケはブレーメンのおんがくたい。

病欠のヒラリー・ハーン教授の代役で登場した新進気鋭。
キャンセルしてもええんやで? という案内が来ましたが、天が恵んだハプニング x チャンス、と心得て聴いて参りました。

過去、同じようなことを経験したのは なんとムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの時。
飛行機が嫌いなムラヴィン先生がシベリア鉄道を乗り継いで来日してくれる!
しかも曲目はチャイコとショスタコの5番! 最高かよ!
チケットを買って楽しみに待っていましたが、ムラヴィン先生が病気とかでオケごと代演に代わってしまいました。
よく覚えていないけどスヴェトラーノフ&ソヴィエト放送響だったかな。
あのときは、往復の新幹線代込みで割に合わない、と思って払い戻したような記憶があります。昔すぎて さすがに忘れた。

さて、ドゥエニャスちゃんのベトコンことベートーヴェンのヴァイオリンコンチェルト。
すごかった。カデンツァでホールの時間が静止しました。
若い頃だったら偉そうに演奏評とか書きがちなところですが、そういった時代は過ぎ去りました。心にしまっておきます。

では、ここで切り替えて毎度バカバカしいお笑いを一席。

もともとVブレーキ仕様の TREK8000 フロントを機械式ディスクブレークに換装したので、跡地を


しかし、右側だけステンレスのボルトを買ってきて交換しました。

チャイナでこういうステーを見つけたので、これを使ってライトを装着してやろう。
という作戦です。

豪華化粧箱入り。箱デカすぎ。

セクシーな曲線美

体重測定。

キャットアイさん、倒立ポジションなら使えそう。

と思ったのですが

M8のボルトが太すぎて穴に入らずVブレーキ台座に固定できません。


アホやな全く。
そのまま放置。

【それから1年後。】


普通は、Vブレーキ台座にライトを付けるにはこういうのを使うんだよね。
一年前はどうして失敗したんだっけ? (忘れている)

買ってみました。

体重測定。

これ、ハブのクイックリリースにライトを付けるアレ(3つ持ってる)にステーが組み合わされているんですね。なるほどねー。

ご対面。

だがしかし

M8のボルトが太すぎて穴に入らずVブレーキ台座に固定できません。
(そういえばそうだっけ)

アホやな全く。(ふたたび)


こういうアダプターで、ネジ径を変換すればイケるのでは?
モノタロウとかで売っているだろうか?

中華でこんなのを発見。バイクのミラー用みたいだけど、マメに探せば使えるのがみつかるかも?

あるいは、こんなのを買ってみるとか?
2個で350円みたいだし?

おっと。
何でも試しに買ってから考える。その前にちょっと調べないと、二度あることは三度あるよ?

まったくどうしようもないですね。

満ち溢れる自己無能感。
「死ななきゃなおらない」ってやつ?

ではまた。


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