2018年5月22日火曜日

桃太郎さん、六甲山にお供しましょう。ご褒美は SRAM eTAP でいいです。

ハロー皆様
 
いづれの御時にか。Facebook、twitterあまたさぶらひ給ひけるなかに、いとやんごとなき際にはあらぬがすぐれて時めき給ふありけり。
 
と、今を時めくSNSと言えば、言わずと知れた桐壺の更衣。
じゃなかった instagram。
 
それは、風が強くて荒れ模様の土曜日のこと。
 
instagramに
「風が強いから(自転車には乗らずに)宝塚のルマンでサンドイッチ食べるよー」
とかいう投稿をしたら、コメントをいただきまして。
 
「明日は はらがたわ峠か、六甲山か、はたまた…」的な内容だったので、つい
「六甲山ならお供しましょうぞ?」
などと答えてしまい…。
 
翌日曜日は、六甲山に随行することとしました。登るのはたぶん1月以来。
 
「きっと激寒かも?」

15℃ぐらい対応の秋物を引っ張り出してみたりもしましたが、当日になってみると前日までの予報よりも予想気温は上昇。
 
「やっぱり暑いかも?」
 
悩みに悩んで、
上半身・半袖ジャージ
下半身・ロングタイツ
を選択。
グローブはハーフフィンガーを選択しましたが、サドルバッグにフルフィンガーを忍ばせておくという優柔不断。
 
(臆病な個体が種の保存に貢献してきたんですよ…www)
 
とかやっているうちに、集合時間に遅刻。(すみません)
集合場所(武庫川サイクリングロード)が近すぎて気が緩んでしまいます…
 
武庫川サイクリングロード

仁川

住宅街激坂(おてがる版)

五ヶ池ピクニックロード

北山貯水池

という、いつものゆるポタコースで序盤戦。

そうそう、今日は、Cinelli Strato Faster 君で来ています。
 
Cinelli Strato Fasterは、ちょっと前に
 
フロント変速ワイヤー(ライナー)交換
WISHBONE BB のシールドベアリンググリスアップ

を実施していましたな。
どれどれ。
 
フロント変速は
 

カッション


やったー! 普通に変速するぅ♪
 
そしてBBは?
 

ガッキン ゴリン ガッキン ゴリン…


あれ? えらい異音がしますけど!?
 

ガッキン ゴリゴリ ゴゴゴゴ バキバキ…


うーん。
触らないほうがよかったかなぁ。
でもそれもなぁ…。
 

とにかく、本日はこの状態で六甲山に登るのであります!


東六甲のコース説明を致します。
 
「急坂は3箇所に限定されています」
「12%の標識が2箇所」
「2つ目の直後の直登が割とキツイです」
「あと、宝殿ICの前・後」
 
と言うと、
 
(それって、3箇所ではなくて5箇所では…?)

そうかな?


ま、いずれ自分はいつものポレポレで行きますし、先に行っていただいていいですよー
一軒茶屋で集合しましょう(待っててね)
 
(動画)
 
途中、初めて「ママチャリお兄さん」をパスしました!
登り、下り、それぞれすれ違ったことは数知れず。
ですが、同じ方向に登っているところに遭遇したのは初です。

ママチャリ号には外装変速機が装備されているようでした。
(今どきだと7段ぐらいなのかな?)
 
独特なダンシングは参考になるかもですよ?
 
一軒茶屋は、多数のサイクリスト、ハイカーでにぎわっていました。
新興勢力「トレイルランナー」がその覇権を拡大しているような気がします。
 
そして。

寒くない!

秋物のジャージで来なくて本当に良かった!
 
後続を待って、最高峰にも登ります。
 あの激坂をグガガガガガッと (最後はクラクラ)。
 
最高峰からの眺望は最高でした。
自分の六甲山史上ベスト眺望を更新です。
 
山カメラを試してみました。
(もっといろいろ山名出るといいなぁ…。ってか使い方わかってない)
 
そして、カーブNo.104。

この日は、アマチュア無線車が3台停まっていましたよ。
 
さて、丁字ヶ辻方面には進まず、ここで折り返して、ゴハンを食べに行くために東六甲を下ります。
 
(動画)

しかし その前に


せっかくなので、小笠峠を越えていきます。

(小笠峠)

そう。
 
あの15%ヘアピンですねー。
 
六甲山に登ったので、もちろん貧脚はとうに完売。
こんな状態で挑むような坂ではありません。
 


突撃。


(玉砕は免れました~。)
 
船坂付近にて意見交換会。

  • うどん(すじかま)
  • ハンバーガー(エスケール)
  • おしゃれレストラン(フクモナ)
  • うどん(いわしや)

どれを選択されますか?
 

一番登らなくて済む、すじかま?


了解!
 
しかし、なんと非情なのでしょう。

初めてすじかまに行ってみましたが、行列ができているし、なんとなくサイクリストを歓迎していないような気がする(気がするだけ)
 
やっぱり、サイクリストに優しいエスケールにしましょう(笑顔)!
 
ということで、山口町までするっとダウンヒルしてエスケールまで。
(エスケール)

(やっぱりウマかった)
 
食後は、船坂まで登り返して、蓬莱峡ダウンヒル。


昼下がりの末広中央公園で延々とダベって、武庫川サイクリングロードで帰還。
 
自宅から近いにもかかわらず、日頃は敬遠してなかなか登ろうとしない六甲山に誘っていただいてありがとうございました!
 
おかげで、最高の絶景を拝むことができました。
 
次は、夏に避暑に来ましょう。
 
今回のコース。



ではまた。
 



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2018年5月20日日曜日

ああ罪深き者よ。汝の名は WISHBONE BB! グリスアップしても神の赦しを得られはせぬであろう!

ハロー皆様

当ブログでは「ダメな子」認定をされてしまった、WISHBONE の BB。
WISHBONE の闇…。 「ボトムブラケットの完成形」のはずではなかったのか?
Cinelli Strato Faster で、BB86+シマノ用の「BB86-SH」を使用しています。



が、あるとき



気がつけばゴリゴリ。


いちまんはっせん円(税別)もした部品を棄ててしまう度胸が無いものですから
しばらく気が付かないふりをしていましたが、


成り行きでクランクを外したついでに割り箸工法を試してみたら


これが外れました。


たまたま前週、雨の中を走って気がかり度が増していたので


シールを剥がして、リテーナーを外してみました。


これがセラミックね…。


一応、グリスをたっぷりヌリヌリっ。

その結果は…。


ゴリゴリッ


だ~めだコリャ

いちまんはっせん円(税別)が減価償却したらサッサと換えてやろう。
 
って、それはいつ?

こんなことなら、いっそ ULTRA TORQUE にしてしまおうか (ダメダメ)
  
ではまた。

【追記】
後日談はこちら。
WISHBONE BB を 12,000km 使用しての驚愕の事実!



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(本文とは関係ありません)
持ってるカメラシリーズ 
MINOLTA α3xi
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2018年5月18日金曜日

【本当にあった怖い話】シマニョーロのフロント変速を救出せよ!

ハロー皆様
 
以前にもご報告しましたが、Cinelli Strato Faster 号の左側変速レバー(FD変速)が絶望的に重く、渾身の力を投入してアウターへの変速を行っているが、変速レバーが折れそう…。
 
なのであります。
 
Cinelli Strato Faster はシマニョーロで組んでいるので、
デュアルコントロールレバーは Campagnolo Chorus のエルゴパワー、
フロントディレーラーはシマノの ULTEGRA FD-6800 です。
 
あまりにもヒドイので、重い腰を上げて改善対策を検討します。
 
原因として想定したのは、

  1. シフトレバーとフロントディレーラーの相性が悪い。(あたりまえ)
  2. 取り付けやセッティングに問題があって本来の性能が発揮できていない。
  3. ケーブルラインに問題が発生している。

 
対策として洗い出したのは、

  1. デュアルコントロールレバーをシマノST-6800に交換する。
  2. フロントディレーラーをCampagnoloに変更する(Chorus は高価なので Athena とか?)
  3. フロントディレーラー FD-6800 の取り付け・セッティングを改善する。
  4. ケーブルラインに注油する。
  5. ケーブルライナーを交換する。
  6. インナーケーブルを交換する。

 
というところですが、費用、そして作業のメンドクサさから、状況を段階的に確認して、対策を逐次投入する。という計画を立案しました。
 
若干の資材確認と調達。


一応、GIZAのライナーの在庫が一本あるのですが、大事を取ってシマノ製のライナーをAmazon で追加発注。

しかし
最初MarketPlaceのお店にバラで発注したのですが、Prime表示なのにどこもなかなか発送してくれない…。
業を煮やして、キャンセルしてAmazon G.K.に発注。
(10本単位なんだけれども。Amazon あるある)

ギッシリ詰まっています(笑)

適価にてお頒けしますよ…

それでは作戦開始。
 
まず、チェーンを外してみました。

ぱっちん

この状態で変速レバーを操作してみて、やっぱり重ければケーブルラインに原因がある可能性が高い。という仮説です。
どうかな?
 

ググググググググ…!


めっちゃ重い! チェーンを外す前と全く変わらん…。
 
さては、やっぱりアレか…。
 
ハンガー(BB)下のケーブルの状況を見ると

フロント変速側のケーブルの様子がおかしい!

ライナーがなんだかグネグネしているし、その中でインナーケーブルが変色している?
まさかサビている??
 
ドラマに出てくる医者だったら

「どうしてこんなになるまで放っておいたんですか!?」

と言いそうな感じがします。
 
ウスウスは察していたんですが…。
 
こうなったら、ライナーとインナーケーブルを全摘して新しいものに交換するのが常道でしょう。
 
でもね。
インナーを替えるんだったら、バーテープも剥がさないといけないですよね。
バーテープ、割と最近変えたところなんだよなぁ…。
 
次はライナーだけ変えて様子を見る? そうする?
 
いずれにしても、いったんインナーケーブルを抜いてみよう。
 
すると…

(グロ画像注意)

ギャァァァァァァァ!


ケーブルライナーはこんなことになっていました!
インナーケーブルとの摩擦MAX!
 
なんと、インナーを引き抜こうと引っ張ってもたやすく抜けないという…。
 
その結果、変速のためシフトレバーを操作すると、ライナー内部でインナーが動くことができず、

ライナーごと引っ張られて強引に変速していた

ということが判明。
 
なんという恐ろしい…。そんなことって本当にあるんだ…。

とっ、とにかくライナーを交換しなくては!

ところが
ご覧の通り、新しく買ったシマノ製のライナーの方が、フレームに付属していたグロライナーよりも若干太い。
 
同じくフレームに付属しているケーブルガイドは Campagnolo 製と思われるのですが、シマノのライナーは太さが合わずどうしても通りません。

背に腹は代えられない…。
ということで、ガイドを通さずにライナー交換。

インナーケーブルはそのままで、変速の改善状況を確認します。
 

おおお! 普通に変速するっ!


特に超快適、ということはないのですが、シマニョーロなりに普通に変速します。

(とりあえず)良かった良かった。
 
次の機会に備えて、シマノ製のケーブルガイドを発注しておきましょうね。
シマノ同士だったら、きっとフィットするでしょう。

 ☆☆☆

この機会にもうひとつ。
FD-6800世代のシマノのフロントディレーラーは、アウターへの変速の際の性能を向上するために「サポートボルト」というものを使うようになっています。
このボルトをシートチューブに突き立てて、FDのプレートがチェーンを押した時に撓まないようにするものです。
 
しかし、フレームに余分な保護プレートを貼り付けたくなかったので

「つけなくても変わらないよね! たぶん!」


ということにして設定していませんでした。
おそらく、この状態で20,000kmぐらいは使ってきたと思います。
 
せっかくだから、ちゃんとやってみようかな(笑)

ついでなので、クランクも外してみました。
ならばさらに…。

いや、この脱線は別の記事にします。

 ☆☆☆

さて後日談


ハンガー(BB)下のケーブルガイドですが、Amazonで探したところ、なぜか最初はバカ高い並行輸入品ばかりがヒットして「?」となりました。

ようやくマトモな商品を見つけたら、今度は逆に安すぎて「まとめ買い対象商品」。
むむぅ。ヨドバシに発注してやりました。

箱がデカくて感動。

さっそく、シマノ製のライナーを通してみる。


ライナーが太くて入らない


不条理は、続く。
 
ではまた。


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