2018年3月21日水曜日

何も足さない。何も引かない。 しかし、"UWESS" Universal Wireless Electronic Shifting System についての妄想

 ハロー皆様
 
 
「もう、欲しいものはありません」
「投資終了」
 
確か、何ヶ月か前にも密かにそんな宣言をいたしました。
 
なのに、ホイール購入という暴挙。
 
自分の発言にまったく責任を持たない政治姿勢はどうなのか。
極めて遺憾であります。
 
さて。あらためて総括すると。
少なくとも、Cinelli Strato Faster に関しては

  • 現実的な機能、性能を改善向上させるためのパーツ交換の余地はもうない。
  • 意味のある軽量化をするためにパーツを交換する余地もほとんどない。

ホイール交換でトドメが刺されたのではないかと思います。
 
合理的な説明がつくようなグレードアップはもうないはずです。 
 
そもそも、自分自身の乗り方や能力を考えるならば、エントリークラスのアルミバイクがちょうどよくて、つまり
Cinelli Experience があれば十分で、Cinelli Strato Faster はその存在自体が余剰・過剰
であることを想起すべきなのです。
 
それゆえ、今後の投資案はすべて
不合理
という理由で却下しなければなりません。
 
例えば、【ニョロこれ】で書いているような妄想は、当然そのまま妄想として消え去っていくのです。

これからは、
何も足さない。
何も引かない。
そう。このカッコいいコピーを採用していくのです。
 
うん。キレイにまとまった。

I exist as I am, that is enough.
(我あり、あるがままにて十分なり)
 - Walt Whitman

それなのに、なにこの煩悩…。
 
いま妄想しているのは、

"UWESS" Universal Wireless Electronic Shifting System


ユニバーサル無線電動変速システム です。
 
いわゆる「シマニョーロ」は、シフトレバー(エルゴパワー等)と変速機の接続を物理的なワイヤーケーブルで行うことを想定しているため、相互の仕様の差により制約を受ける。
という構図です。

単に、いろいろなメーカーの製品から気に入ったものを組み合わせたいだけなのに…。
昔はそれが自由にできたのに…。
 
さて現在。電動変速システムが普及期を迎えようとしています。
また、SRAM はこれを無線により制御するシステムを市販しています。
 
電動であれば、「シフトレバーの引き幅」といった、物理的な制約からは開放されている
はずです。

  • 変速レバーをクリックすると「1段変速」という信号が発せられる。
  • これを受信した変速機本体は、「1段変速」というコマンドを解釈して、1段分チェーンが移動するように動作する。

という仕組みです。
「1段変速」というコマンドの意味は各社とも共通だが、実際の送信コードが異なるため、互換性がない。
ということでしょう。
 
さらに、電動システムであっても、有線であれば、「コネクタの形状が違う」といった物理的な制約から自由になることは難しいはずです。 
 
そこで、無線です。無線であれば、メーカー間の差異は「各コマンドを意味する送受信コードの差異」に集約されるはず。
そこさえ自動翻訳できれば、
 
いろいろなメーカーの製品から気に入ったものを組み合わせたい

が実現できるはず!
 
そこで、こんなアイディアはどうでしょう。

各社の変速コマンドを、翻訳中継するユニットを用意するのです。
仮に

UWESSユニット


と呼びましょうか。
 
たとえば、
Campagnolo の Ergopower で変速レバーを操作する
カンパの変速コマンドが無線で発信される

UWESSユニットが受信
シマノの変速コマンドに変換して発信

シマノの変速機が受信して変速を実行
 
これならば。
Campagnolo、シマノ、SRAM 相互のコード変換のいろいろな組み合わせを実装しておけば、
(変速レバー)Campagnolo Ergopower
(RD)シマノ デュラエース
(FD) SRAM RED eTAP
といった組み合わせも、なんらストレスなく動作するはずですよね!
 

完璧です。


諸先輩方がハンダゴテ技術をもって実践されている「電動シマニョーロ」と違って、外科手術の必要もございません。
 
想定しておかなければならないのは、これを知ったメーカーが、
機会を見つけてコマンドのコードを変更してくるということです。
シェアが高いメーカーは、自社の地位を守るために実行してくるでしょう。
そこで、UWESSユニットには
ファームウェアをダウンロードして更新することによって、新しいコード体系に対応できる
といったスキームが求められるかもしれません。

あるいは「学習リモコン」のような方法で解決できるかもしれません。


いやー。UWESSユニット、KICKSTARTER(クラウドファウンディング)で募集されたら、乗りますよボクは!

「組み合わせの自由」を我々の手に取り戻そう!

誰かよろしく!
 
ん?
 
まず、Campagnolo が無線システムを開発して市場に投入するのが先か…。 
 
頼みます、関係各方面。

与太話にお付き合い、ありがとうございました。
 
【追記】
臺灣(台湾)の司馬鐵國際股份有限公司(Huangs Smart Cycling, Inc.)のブランド、CICLOVATION の製品 XSHIFTER
WIRELESS SHIFTING SYSTEM
は、上記の"UWESS"へのマイルストーン。と思惟いたします。



△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ にほんブログ村


2018年3月19日月曜日

ダブルダート! 猪ノ倉峠を初攻略! さらに木津峠を越えて梅の香の歴史街道へ!

ハロー皆様

Cinelli Strato Faster にカーボンホイールを装着して、実走は1回のみ。
Cinelli Experience のホイールを ZONDA WIDE(C15)に交換して、未実走。
 
普通なら、どちらかの自転車でウキウキと出かけそうなものですが、まさかの TREK 8000 でのライド。
 
まだ行ったことのない猪ノ倉峠と、ロードバイクで1回だけ走った木津峠。
2つまとめて愉しんでくるという寸法です。

もしかすると、TREK8000での遠出はこれが最後になるかも知れないな、と思いながら出発。(そうと決まったわけではありませんが)
 
十万辻の坂を登りながら、「グラベルロード」について思いを巡らせます。
 
「グラベルを走るなら、マウンテンバイク(MTB)のほうがいいに決まってるよね? どうしてわざわざロードバイクを中途半端にグラベル仕様にしようとするんだろう?」
(それはね。商売のためですよ。フレームやパーツが売れる。ついでに雑誌も売れる。そうやって経済成長してきたわけですから)
「まぁね。そう言っちゃ身も蓋もないけどね。でも、ソレを買って乗っている人は幸せになれるんだろうか? こんなことなら最初からMTBを買うんだった! とかならない?」
(うーん。でもね。MTBだとグラベルで愉しむまでに舗装路を長距離走るのがつらそうでしょ? 行程の大半は舗装路を走らないといけないわけだからさ)
「なるほどね。リエゾン区間を考えたらそれも一理あるね」
(MTBのブームの時は「スリックタイヤに換装した、フルサスの『街乗りダウンヒルバイク』」なんてのもあったんだからさ。それよりはずっと真っ当じゃないかな」
(ふむふむ。)

十万辻。
ロードバイクでは通い慣れていますが、重いMTBでは相当大変なのではないかと思っていました。

登ってみたら、ロードバイクとあんまり変わらない感じでした。意外。
ギヤは軽くしていますが。そういうものなのか…。
 

それなら、ロードバイクを2台も買う必要があったのか?


などと考えてはなりません。
忘れましょうwww
(後でSTRAVAを見たら、区間自己記録を更新していたりはしなかった… よかったw)
 
その後、痴漢撃退作戦坂の頂上で出会ったローディの方に

「マウンテン!? 大変ですね!」と言われましたが

(実はそうでもない…)
 
もちろん、スピードはいつも以上に遅かったりするのですが、穏やかな天候のもと里山を走る楽しさには何の違いもありません。
 
西谷ふれあい夢プラザに到着。
ああ、いい陽気です。

バイクラック。意地悪なクルマがギリギリに停めているので困りました。

ナンバーを晒してやります(笑)
 
今回の懸案事項の1つ、サドル。
山道で転倒してもサイドが破れたりはしません!というのが取り柄のケブラーサドル。
舗装路を長距離走る目的ではないので、固くてお尻の立場はあまり考慮されていないのです。
 
ペダルは錆が目立ってきたDXペダル。(SPD)
ビンディングなしで坂道を登る勇気が出なかった。

短いがパンチのある大坂峠を東から越えて、
木器亭の前を南に折れて、猪ノ倉峠に向かいます。

岡村酒造場前

 以前、ロードバイクで途中まで登って、本格的なダートになっていることを確認して以来の訪問。
こちら→「猪ノ倉峠の入口を偵察しに行きます。」
 
 昔は簡易舗装されていたらしい様子。

実は、こういう路面は結構厄介です。
 
本来なら、こういう道はフロントをインナーに放り込んでジワジワ登るのが自分の登り方だったのですが、ここ数年インナーに入れたことがない(笑)のが不安で、センターギアでグリグリ登ります。
 
更に言うならば、舗装路を長く走るのでタイヤの空気圧は高め。
空気圧を少々下げれば、もっとグリップして走りやすくなる。
 
だけど、下げたままの空気圧でまた舗装路を走るのはつらい。
でも、携帯ポンプで空気を入れ直すのもつらい。
 
思うに。
e-バイクは動力をもっているんだから、それでエアも入れられるようにしたらいいよね。
山道を走り終わったら、舗装路向きの空気圧までババッと入れて帰ってくる。
これ、アリじゃないかなぁ。
 
ここが猪ノ倉峠らしい。
記念写真。

現地調達系のスタンド。

峠付近だけ路面がいい感じにウェット。

下ります。

事前情報通り、宝塚市立宝塚自然の家の前に出ます。
休所中ですが記念撮影。

(ここまでの動画)

木津峠へ向かいます。

どうやら、シゲ池(ジゲ池)のちょっと先のこのあたりが木津峠らしいです。

片峠なんですね。

前回はロードバイクで来て、タイヤサイドを損傷いたしました(笑)
 
木津の里まで下ります。


(動画)

木津橋が工事で渡れないので、県道12号線からグルッと迂回して、先週に続いて歴史街道へ。

春がドンドン進んできています。

(動画。今回は第3楽章で)

歴史街道沿いの見事な白梅。

現地調達系スタンドの強化版。

TREK8000君はいなぼうと逢うのが初めてかも知れないので記念に一枚。

厳しい御触書。

今回のコース。



ではまた。

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ にほんブログ村

2018年3月17日土曜日

18年ぶりに ROLF SATTELITE ホイールのハブをメンテナンスする! の巻

ハロー皆様
 
晴れの休日。
早朝から、システムの夜間処理が異常終了した、との報告が入り、対応で午前中が消費されてしまったので、ライドに出かけずに、先送りにしていたメンテナンスを実施することにしました。

先日買っておいた、ハブスパナを使います。


この TREK 8000 の後ホイール、ハブのグリスアップを実施します。

コヤツです。
なんと、購入以来18年間、ノーメンテナンスです。(前輪は昨年グリスアップしました)

ホイールのスペックは
Hubs: Rolf Satellite
Rims: Front: Rolf Satellite, Rear: Rolf Satellite Assymetric, 24-hole/28-hole
Spoke Brand: DT stainless steel, 2.0mm double-butted
こんな感じらしいです。

TREK 傘下時代の Rolf。

 いろいろシールが貼ってあります。
スポークの長さらしきものが書いてあります。

おなじみの道具でスプロケットを外しまして

ハブスパナを投入!

順番がわからなくなる…www

予想よりはヨゴレていない。

ノンドライブ側のフランジのほうが大きい設計です。

 
ZONDA なんかと反対ですね。

タイヤを外したら、リムテープは VELOX 製。
へぇ~。

タイヤは 26 x 2.00inch Bontrager Jones AC を外して、MAVIC から Panaracer を移植します。
できあがり。

自転車に取り付けて、車重を測ってみました。
うむ。
これでも、発売当時の Review では
Strength:Super light, easy to climb up hills
…といった評判だったのであります。

SUPER LIGHT RACE ですからね!




シマノ CM-2000 の安住の地も作りました。
 
さぁ、暑くなる前にあそこに行かなくちゃ。
 

ではまた。



△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ にほんブログ村