(無駄な前フリ始め)--------------
消費者向けの商品やサービスであれば、業界を問わず
そこには「マーケティング」が存在し、その必然として浪費と過剰を求め続けます。
不要なものでもできるだけ高く、数多く買ってもらわねばならない。
まだ使える優れたものであっても、できるだけ早く捨てて新しいものを買ってもらわねばならない。
資本主義経済下で自身の生活を向上させるために、知恵を絞って他人に浪費させる努力から逃れることはできません。
もちろん、自転車業界も例外であるはずがありません。
たとえば、交通手段としての自転車は「エコ」であるとか「サステナブル」であるとかいう主張があります。
この言葉は、一定の条件下では一部に真実を含んでいると思われますが、主張者の意図は多くの場合別のことにあると考えるべきでしょう。
これはほんの一例に過ぎません。
アタリマエの事ですが、業界内には「暗黙の了解」「言ってはいけない」があります。そう、
「レースでコンマ1秒を争うプロのための機材は、一般の愛好家には効果がわからない」
それを言ってしまっては「身も蓋もない」ということになります。
Youtube で言外に(むしろアカラサマに)言ってしまっている人を見かけましたが…。
大丈夫なのかな。
(無駄な前フリ終わり)--------------
さて、20世紀に購入した TREK のマウンテンバイクを乗り続けているのは疑いなく SDG's なんでしょう? とウソブきつつ「これはグラベルバイク」と偽って楽しく乗っています。
必要最低限の手入れをしつつ20年以上にわたって乗っています。
しかし。
それでもさすがに。
20年以上ですから、そろそろ「お迎え」が来そうなパーツもあります。
一方。
MTB(マウンテンバイク)の世界は、ロードバイク以上に機材の進化、規格の改廃が目覚ましく、交換しようにも入手が難しいパーツも少なくありません。
TREK8000 君は、26インチ リムブレーキ(Vブレーキ) 仕様です。
一応フレームにディスクブレーキ台座などはありますが、
HAYES 規格 : RR マウントだったりします。
(フォークはISマウントだと思われます)
皆さん知ってますか HAYES ?
当時はまだシマノがディスクブレーキを発売していなかったので、MTB で最も普及していたのは HAYES でした。
そこまでやる? …やらない!(笑)
と、なると。
これからも26インチ・リムブレーキと付き合っていくことになるのです。
最初に困るのは消耗品たるタイヤですが、もうかなり前から26インチ仕様の良質なタイヤは入手困難になっています。(適価では、です)
まぁでも、これはスチールワイヤービードの普及品が生き残っていれば問題ありません。MTBふうLOOK車が存在しているうちは供給されるでしょう。生き残るのはチャオやん?
スペアホイールの MAVIC CROSSRIDE は
NOVATEC のロゴ表示のあるホイールを発見。
リムはエンゾ先生にボロクソ書かれていた、あの ALEXRIMS の DH19。(Category: E-BIKE らしいけど)
今感じている問題は、ホイールにあります。
TREK8000 に標準でついてきた
Rolf SATELLITE は、1回だけのメンテナンス の成果もあってか、まだ稼働しています。(当時 Rolf は TREK社の傘下でした)
しかし、リムの塗装がデコボコしてきているので、恐らく少しずつ腐食が進行していると思われます。しかし、ご覧の通り Rolf 独自の組み方なのでリムだけ組み替えるということは難しそうです。
TREK8000 に乗り続けるならば、ホイールの交換を念頭に置くべきかも知れません。
手組みという選択肢もありますが、残念ながらホイール組みの技術も意欲もありません。
26インチ、リムブレーキ仕様のMTB完組ホイールの新品。入手可能なのでしょうか…。
Amazon.JP で検索検索
あるやん! しかも前後ペアで 12,800円と安価。
もしや、送料がめっちゃ高いパターン?
大丈夫でした。これでもええんちゃう?
見るからにチュ国製なので、本家 AliExpress で相見積もりを。
ありました
11,032円で無料配送。
Amazon.JP MarketPlace で買っても本国から発送でしょうから、納期も大差ないでしょう。
ただし、本国から買うと
ハブの色が黒、赤、金、青の4色から選べます。
買ってみたらセンターが出ていない、縦横ブレブレなブツが届くおそれもありますが、それも面白そう?
などと思っていると、
9,451円 + 3,679円 = 13,130円 ならこっちのほうが良くない?
ハブはもちろん NOVATEC、D041SB / D042SB
なおスポークは南通海诚辐条有限公司製らしいです。(正直だな)
ハブの色は黒、赤、金、青、銀、白の6色から選べる。迷う(笑)
WEIGHT 表記は約2,260g。
Rolf SATELLITE は公称 830g front + 1,110g rear =1,940g らしい。結構違います。
NOVATEC のアルミホイールといえば、ロードバイクの皆様には
JETFLY がおなじみですよね。チャリオくんも最近 Scirocco から JETFLY に換装したとお見受けいたしました。
一瞬しか映らなかったけど。
たぶん
うっかり記事の内容を信じた読者が、無駄なお金を業界に落とす。
さて、このNOVATEC D041SB / D042SB + ALEXRIMS DH19 ホイール。
遊び半分で買ってみちゃう? どうする? GOする?
どうしよう。
お買い得な感じだけど、「お買い得」と「必要」はまったく別なのです。
ここ、忘れがちですよ。
しばし、
この記事を読み返してアタマを冷やしましょう。
その間に話題転換。
この記事を書いている時点では発売予定のサイクルスポーツ誌。
大きなお世話だよ。
それより、Campagnolo のカタログはどうなったんだい。
この記事の「第2回」が載るんだろうけど、まったくもって人をバカにした記事ですよ。
確かに、自転車を買うときに「石渡022、コンチネンタルカットラグでエンドは島野SF」とか指定しましたよ。
でもそれはアンタんとこ(サイクルスポーツ誌)が中学生や高校生を好き勝手に煽り立てた結果であって。それを嘲笑って見せるというのは、人としてどうなのかと思いますよ。
しかも、今でも同じことをしているでしょう?
相変わらず無責任なことや間違ったことをたくさん書いているでしょう?
なぜそうなるのか。
「サイクルスポーツ誌」に限らず、この手の雑誌は「業界紙」であって「読者のための雑誌」ではないからです。
自転車業界。メディアはもちろん、メーカー、代理店(問屋さん)、小売店。
業界エコシステムの存続発展共存共栄のためにこの雑誌は存在しています。
なので、「自転車は信頼できるショップで買って、メンテナンスも任せ、そこで仲間づくりをすると楽しいよ」と書き続けて来ました。
「信頼できるショップ」の見分け方? それはもちろんサイスポに広告が載っているお店ですよ。
そして、油圧ディスクブレーキやケーブルフル内蔵のエアロロード、チューブレスタイヤ。
自分でメンテナンスするのが面倒で、工賃がいただける自転車をオススメです。
通販で安く買うのは自由だけど、正規代理店を通じてお店で買わないと面倒見てもらえないですよ。
今、23Cとか25Cのタイヤを履いたリムブレーキのロードバイクに乗ってる?
ダメダメ。そんなのは早く捨てて、エアロロードかグラベルロードを買わないと恥ずかしいですよ。
え、昔のサイクルスポーツの記事でタイヤは細くて高圧なほどよく走るって読んだ?
そうかなぁそんなこと書いたかなぁ。
これが雑誌のビジネスモデル。
では、ありますが。
趣味でありますから、無駄遣いとわかっていても流行に乗ったり、あれこれ買い集めるのが楽しい。
無駄や浪費そのものが楽しい。
それは、ぜんぜんアリです。手段が目的となることを「趣味」というのであります。
が。
その「楽しむ手段を楽しむ」が一段落して、「楽しむこと自体を楽しめばいい」という原点に還ったならば、この雑誌の内容はなんと空疎に感じられることでしょうか。
そして今や
「同じ騙されるのならば、雑誌ではなくてチュ国人さんに通販で騙される方がワクワクするよね!」
そういうことなのです。
正しいふりをしたメディアを信じて騙されるよりも、明らかに怪しい相手に進んで騙されに行ってリスクを楽しむ。その方が面白い。
消費者は、もう古いビジネスモデルのカラクリを知ってしまいました。
それに付き合い続ける必要も感じていません。
だから、TVも雑誌も「オールドメディア」と言われて凋落が止まらないのも当たり前です。
新しいビジネスモデルを見出すか、然らざれば死か。
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