事件です。
というほどでもないのですが、
これで安心してライドに出かけられるというものです、
後ろの変速が死亡しました。
実は、
「調整したはずなのに、またロー側でチェーンが落ち着かないな?」
と思って、アップシフト(巻き上げ)レバーに指を添えて坂を登ってきたのです。
しかし。
乗り手の意思に関係なく、突然勝手にトップ側へ変速が行われました。
さては、AI の反乱か? (※違います)
巻き上げてみると、ちゃんとクリック感があるのに空振りしてまったく手応えがありません。
Ergopower は時々ラチェットの噛み合わせ具体が悪くて落ち着かないことがあります。
そういうときはいったんダウンシフト(リリース)してから巻き上げると直ることが多いのです。そこで
「バチバチバチ…」とトップに戻してから巻き上げてみると
「カチンカチンカチンカチン…」と小気味良い音を立ててクリックしていきます。
が、リヤディレーラーはトップに入ったまま微塵も動かない…。
ワイヤーがまったく引かれていません。
仕方がないのでライドは中断。
フロントの2段変速を駆使して撤退、帰還となりました。
坂を登るときは、インナー x トップの「チェーン タスキがけ」状態でダンシングしないといけないので、精神衛生上よろしくないのであります。
帰路を辿りながら、こう考えました。
(これはたぶん、ラチェットの引っ掛かり部分が欠けてしまった、とかで巻き上がらなくなったんやで…)
(Campagnolo も以前と違って細かい補修パーツは廃番になっているから、Assy 交換になるなぁ…)
ちょっと待って欲しい。
先に疑うべきは、シフトケーブルの破断ではないでしょうか?
- 巻き上げてもケーブルが引かれない
- そう言われてみればレバーの機構動作は健全っぽい
そうか。
ラバーをまくりあげてみたならば
ビンゴ。
まあ、それはそうですよね。
ちなみに
このレバーを買ったときに通してあったケーブルをそのまま使い続けているので、3年・8,500km ぐらいの使用。
ちょっと早くない?
え? 普通毎年換える? いくらなんでも2年?
そうですかそうですか。
っていうか、
「シマノの 9100 / 8000 系はシフトケーブルが切れやすいので注意」
とか言うのを見て
(大変なんですねぇ)
とヒトゴト気分でおりました。愚かだなぁ。
余談ですが
こんな補修部品も買えるので、ボクの CHORUS もその気になれば立ちどころに SUPER RECORD に進化です。いや、本当はスーレコはちょっとモノが違うのですが、RECORD だったらまさに完全変態できます。
さて。反省会の時間です。
プロだったら、前週の不調の時点でケーブルの破断を疑い、交換を完了していたはずです。
閑話休題。
ケーブルを交換するので
内装のライナーが引っこ抜けて面倒なことにならなうように養生テープで押さえまして
RDのところでケーブルをバッチン。
ここからインナーを押してやると
ズリズリ。出てきました。
無残に切れています。
アタマの方を取り出すには、カットしたケーブルとかを使って PushPush
さらし首じゃ!
買い置きのケーブルは? ゴソゴソ…
純正と JAGWIRE の2本が出てきました。
どっちを使おうかな。
プロだったら、前週の不調の時点でケーブルの破断を疑い、交換を完了していたはずです。
それができないのがシロートだということですね。