2018年2月10日土曜日

WISHBONE の闇…。 「ボトムブラケットの完成形」のはずではなかったのか?

ハロー皆様。
 
WISHBONE という BB について、耳にされたことのある方も多いでしょう。


WISHBORN BB


  • 左右のワンがねじ込まれ一体になることにより、左右の平行度が高い精度で出てベアリングの性能を活かす構造。フレームの精度に影響されない。
  • 音鳴りなどのトラブルを解消し、剛性も確保。
  • 対応するBB規格、クランクが多彩。
  • シマノ用のボトムブラケット取付けツールで簡単に取り付けることが可能。
圧入式BBの弱点をカバーする救世主的な存在として、あらゆるメディアで絶賛されておりました。
 
アチコチのブログでも(一部を編集して大意を引用しています)

ウィッシュボーン BB386
耐久性の高いBB。
WISHBONEのBBには全てセラミックベアリングが使用されている。スチールベアリングのBBと比べると高価だが、耐久性と回転性能に優れている。WISHBONEは他社のセラミックベアリングのBBよりも3倍の耐久性がある。
セラミックベアリングは基本的にメンテフリーなので、1度フレームに組み込めばしばらくそのまま乗り続けられ、回転性能も良いので漕ぎ心地が非常に軽く足への負担も軽減できる。
装着時に締め込んで左右が一体化するので、異音が発生しにくい。

最強の圧入ボトムブラケット
「時々雨の中を走る程度であれば18,000kmは使える」高いシールド性を持った高寿命のBBである。
ベアリングの交換もできるようだが、それよりも先にそのフレームに飽きてしまうのではないか。
WISHBONE(ウィッシュボーン)
ベアリングには最高級品質のG5等級セラミックベアリングが使用されており、更に防塵性の高いシールが使われている。抜群の耐久性と回転性能を確保している。
…こんな具合でした。
接する情報のすべてが褒めちぎっているという状況。
 
Cinelli Strato Fasterを組み立てるにあたり、プレスフィット式BBについての知識が殆どなかった自分。
取り付け方法も理にかなっていると思い、少々高価であることに気後れを感じつつも、こういった評価の高さを背景に採用を決定。

BB86-SH を購入しました。
 
(キャット軍曹は慎重な態度)

Cinelli Strato Faster のハンガー(BB)は軽合金(アルミ)で補強されています。

 頑張って装着。
 
乗り始めてしばらくすると、BB付近から異音が発生。


BBを増し締めしたところ、異音は解消。
 
その後1年以上、異音とは無縁で過ごしてくることができました。
走行距離 約5,600km。
雨天での走行はしていません。
水をかけての洗車も行っていません。
 
最近、再びクランク付近からの異音を感じ始めました。
強く踏み込まなくても、クランクを進行方向に半回転するごとにコツン、という異音が発生します。
 
クランクを外して、BBを手で回してみました。
 



ゴリゴリッ

軽い力では回すことができない抵抗感、異物感。
 
グリスアップが必要な感触。

基本的にメンテナンスフリー、じゃなかったんだ。
 
でもこれ、どうやってグリスアップするの?
バラすにはどうすれば?
現在のところ、情報が不足です。
(ネットではそれらしい画像を拾うことができますが…)
 
諦めて交換するとしたら、適切な選択肢は?
シマノ純正?
 
方向性が見いだせておりません。
うーん。

自分の使用環境において、現時点では他のメディアやBLOGで発信されている情報とは異なる状況であることをご報告しました。

…ではまた。

【追記】
後日談はこちらです。
ああ罪深き者よ。汝の名は WISHBONE BB! グリスアップしても神の赦しを得られはせぬであろう!

【さらに追記】
そのまた後日談。
WISHBONE BB を 12,000km 使用しての驚愕の事実!


 
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2018年2月8日木曜日

シマニョーロなれど穏便にケーブル交換 そしてマイク・ジャイアント降臨。

ハロー皆様

生きていれば、どうしたってホコロビとかホツレみたいなことが出てくるもの。
ホコロビを取り繕って、だましだまし持ちこたえていくのも人生の妙味と申すものです。
 
先日発見した、愛車 Cinelli Strato Faster のホコロビ。
 
リヤディレーラーのシフトケーブルが断線してホツレておりました。
 
これは交換しなくては。

前に買った 105 (ST-5800) のSTIレバーに付属してきたケーブルを徴発。
シフトケーブルはポリマーコーティングのモノでした。

別のシフトケーブルのパッケージから「ノーズ」を確保。

ホツレたケーブルをペンチでカットして交換します。
 
ERGOPOWER
エルゴパワー側の差し替えもスムーズに。
グロータックのイコールプーリーでシマニョーロ化しているので、シマノのケーブルでもOKなのです。

Cinelli StratoFaster
フレーム内蔵処理も無難にこなし

 「ノーズ」も忘れずにセット。
 
ノーズが折れたのを捨てて、そのまま放置していたのも断線の原因となった可能性があると思っています。
 
でも、
そりゃ折れますよ、こんな角度なんだから。ねぇシマノさん。

ケーブルを交換したので、換えるきっかけがなくて1年以上使ってきたバーテープも交換。
数本のストックの中からのチョイスは…
 
Cinelli の Mike Giant にしてみます。
もちろん、ディスカウント率に反応して買ったモノであります(笑)。

Mike Giant
こんな感じ。
 
なにせ、世界一バーテープが巻きにくい Neo Morphe なので、細かいことには目をつぶります。

とりあえず復旧。
 
ではまた。
 




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2018年2月6日火曜日

ロードバイクのチェーンをこうかんしたよ! シマノの Quick-Link はてごわかったよ!

ハローみなさま
 
それでは、あたらしいチェーンをとりつけてみるよ!
 
前回:こうかんしてみよう)からのつづきです。

取り外したスプロケットとクランクセット(チェーンホイール)を清掃しました。
  
ULTEGRA CS-6800
天日干し

ULTEGRA 6800
同じく。

 きれいになりました(当社比)
 
 クランクの取り付けは、寒いので室内で行いました。
 
取り付け方は、このような不まじめなブログではなく、シマノのサイトでご覧くださいませ。
 
いよいよチェーンの取付にとりかかります。
 
 チェーンの長さ決めは、このように新しいチェーンと古いチェーンを並べて、

だいたい同じ長さのところで切ります。
適当適当w。 この方が手間が省けます。

小麦の国際価格も気になります。  
 
チェーンフックがあれば、取り付けもラクラク。
 
 9速ぐらいまでの MissingLink の嵌合は手で引っ張ってもできましたが、10速以降はそうは行きません。
 
仮組みしてから自転車にまたがってペダルを踏み込めば
カチッ
ほらね! 工具なしでできあがり。

ところが、
俺様はシマノ様である。KMCなどと同じ扱いをしてもらっては困
ということなのかどうか、Quick-Linkはそんなことではハマってくれません。
いくら踏み込んでもその努力を受理していただけません。
 
貧脚は、こんなところでも辛酸を嘗めなくてはならないのか…。
これはハラスメント?
貧ハラ?
  
自転車を室外に出して、本格的に全体重をかけて踏み込むこと数回。

バチィィィイ!!

大音響とともにようやくハマりました。

あれ?
これ進行方向逆じゃね?

もう一度やり直す気力はありません。

放置です(笑)

できあがり。
 
さて。また 5,000km ぐらい走ったらこのチェーンも交換すると思うのですが、Quick-Linkを外すのも固くて苦労しそうな予感がします。
 
チェーンカッターで切ったほうが早いんじゃないかな(笑)?
 
もしそうならば、Quick-Link の存在意義はさらにわからなくなります。
 
次の交換の時は、普通の(Quick-Linkではない)チェーンを選択して、必要なら KMC の MissingLink を使ったほうが賢そうです。

現場からは以上です。

※ホツレているシフトケーブルの交換作業を引き続き予定しております。
 
※今後のBB政策についてはさらに国民的な議論が必要と認識しております。
 
ではまた。


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