2018年3月15日木曜日

Campagnolo シマニョーロ あれこれ(ニョロこれ)

ハロー皆様
  
タイトルは、往時敬愛してやまなかったブログ「Zuiko フォーサーズあれこれ(ズイこれ)」へのオマージュであります。

  
毎度バカバカしい妄想を一席。
 
現在、Cihelli Strato Faster のシマニョーロ構成は
2014 Campagnolo Chorus Ergopower 11s
Shimano Ultegra RD-6800GS
Shimano Ultegra CS-6800
Shimano Ultegra FC-6800
Shimano Ultegra FD-6800
Shimano 105 CN-601

デュアルコントロールレバーだけをエルゴパワーにした、ごく一般的なシマニョーロであります。

シマニョーロ構成にする動機って、
「エルゴパワーが使いたい」
というのが当然最も多いですよね。
 
自分もそうです。
なぜエルゴパワーが使いたいか、の理由はちょっと異端かもですが…)

なぜ全部 Campagnolo にしないで、エルゴパワーだけにするの?
全部そろえた方が便利じゃないの?
 
という問に対しては
「だって、カンパのパーツは(価格が)高いんだもん」
という理由を挙げる場合が多いのではないかと思います。
 
(中には「シマノのコンポーネントの性能が良いので残したい」という方もいらっしゃるかもしれませんが…。)
 
「カンパは高い」という点が特に問題になるのは、消耗部品ではないでしょうか。

それは

  • チェーン
  • スプロケット
  • クランクセット(チェーンリング)

でしょう。

特にクランクは、BBの問題とも密接に関わってきます。

現行シマノは「ホローテック2」という規格で、BBのメンテナンス性、耐久性については
一般に信頼度が高いと言われています。
(各種プレスフィットBBの話は、また別ですよ…。実体験からも)
 
一方、Campagnolo のBBは、グループセットのグレードにより

 Ultratorqe もしくは
 
Powertorqe と呼ばれるもので、

4,000km 走行ないし 6ヶ月使用ごとにメンテナンスが必要、と Campagnolo の資料に記載されています。
Who can carry out the oparation?
→ Mechanic だそうです。
(ちなみに Ergopower の場合 normal use で 30,000km もしくは36ヶ月で Check by specialised mechanic だそうです。うへぇ)
  
Powertorqe に至っては、クランクを取り外すのにえらい面倒(なんとかプラーという工具が必要)らしく、
(拝借画像)

通常これを薦める話は聞きません。


コレなんか、ついフラフラと買ってしまいそうになりますが、こういうネガティブ情報のお陰で踏みとどまれております(笑)。

ただし、Potenza 以降の Powertorqe では改善されたという話も聞きます。
POWER TORQUE+ とか。
これも伝聞。
 
話を戻します。
 
チェーン
スプロケット
クランクセット(チェーンリング)
はシマノがいいよね。と。
 
ならば。
この3つだけをシマノ製品とし、残りのパーツ
エルゴパワー
RD(リヤディレーラー)
FD(フロントディレーラー)
の3つはCampagnolo を使う
 
という方針を立てることは可能かもしれません。
 
(この時点でブレーキのことは完全に失念)
 
前提としては、
リヤ11速では、シマノと Campagnolo のスプロケット歯同士の間隔はほぼ等しいらしい
という認識があります。
(これも伝聞)
 
シマニョーロで変速がキマらない、という問題の源は

  1. 変速レバーとRDのマッチングの問題
  2. RDのスライド幅とスプロケット歯間隔のマッチングの問題

の2つの要素が関連して発生するものだと認識されますが、シマノ・Campagnolo でスプロケット歯間隔がほぼ同じだとすると、

  1. 変速レバーとRDのマッチングの問題

さえ解消すれば、解決しそうに思えます。
 
ならば、エルゴパワーだけではなく、RDも Campagnolo に揃えてしまえば万事解決するのではないの!?
 
 
…そうかもかも知れませんね。
試してみないとわかりませんが。
 
一方。実は。
 
冒頭に書きましたように、FDには シマノ FD-6800 を使っているわけですが、
インナーからアウターへの変速操作がめちゃめちゃ重いんですよ。
 
それはもう、渾身の力を込めて変速しなければならないのです。
 
エルゴパワーの変速レバーが折れるんじゃないの? っていうレベル(マジで)。
 
かたや、Cinelli Experience では、ST-5800、FD-5800 というシマノ純正組み合わせを使っていて
 
快適快適ー!
 
な変速フィーリングです。
 
これって、
1.変速レバーとRDのマッチングの問題 のFD版、

1b.変速レバーとFDのマッチングの問題

という仮説につながる状況証拠ではないでしょうか。
(いや違うような…)
 
そこでやはり
エルゴパワー
RD(リヤディレーラー)
FD(フロントディレーラー)
の3つはCampagnolo をセットで使う

このプラン、アリでしょうか?
 
コレなんかお手頃だし?
 
注意すべき点は。

すべて、憶測、伝聞、仮説に基いて組み立てられた妄想である。

ということですね。
 
やってみたら、さんざん無駄なお金を投入した上に、かえって変速できなくなった。

という結果になる可能性も十分ある。
 
妄想って楽しいなぁwww

 
お後がよろしいようで。


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2018年3月13日火曜日

ありがとう ZONDA C15 ! 思い出つくりに魔の山ヒルクライム。 そして春はクレッシェンドで近づいてくる。

ハロー皆様
 
ローコスト・カーボンホイール Prime RP-28 を買いまして、これまで使っていた ZONDA NARROW(C15) もしくは ZONDA WIDE(C17) のどちらかに、第一線から退いてもらわなくてはならなくなりました。


  • NARROW(C15) の方を残せば、23C のタイヤに最適なホイールを残しておける。今後は ナローリムの入手が難しくなるかも知れない。
  • WIDE(C17) の方を残して 25C に統一すれば、タイヤもチューブも共有でき、スペアの用意もシンプルにできる。

悩みました。
が、WIDE の方を残すことに心を決めました。
 
Campagnolo ZONDA (C15) は、これまで 12,000km 以上も一緒に走って、たくさんの思い出を作ってくれたホイールです。
  
退役させるのはしのびない…。
 
せめて、取り外す前にもう一度一緒に出かけよう。
12,000km のほとんどを共に走った、Cinelli Experience にセットして。
 
行き先は大野山(おおやさん)にしました。

北摂のモン・ヴァントゥと言われるあの激坂を登って、アルミでもちゃんと登れるっていうことを見せてやろうじゃないか。
 
久しぶりの快晴になりました。まさに大野山日和と申せましょう。  
 
服装にかなり悩みながら出発。

川西あたりの猪名川沿いを走っていると、突然 Apidura のおやつ袋に入っているスマートフォンから大音響が。
 
 
3.11なので防災訓練なんですね。
(びっくりしました)

コツコツ登って、この角度が若干おかしい案内板までやってきました。
ここからが本格的な登りです。

なんとか、猪名川天文台前に無事到着。(キツかった…)
(「無事」とは「足だけは着かずに…」というニュアンスwww)
  
こちらの方向は逆光であります。
ひしめく微塵の深みの底に、 きたなくしろく澱むもの。
賢治の詩「岩手山」を思い出しますね。

(ここまでのヘロヘロ動画)

北側の後川方向はいいライティングです。

迷いましたが頂上まで。
 
いやー幸せ。
ZONDA君もカッコいいよ!

頂上のテーブルはブチ壊れていました。

新しい道標が設置されていました。

それでは、ZONDA 君との思い出写真集



眺望を堪能したので、下ります。
 
大野山からは、下りも一方通行です。

でも、この下りは大嫌い。
大野山は登りだけでいいのです。
(イヤイヤ動画)

ともあれ無事に下って、木津あたりから歴史街道を通って帰ります。
日はくすみ、冷たい。しかし春はクレッシェンドで近づいてくる。
白鳥たちは私の頭上を長い間旋回し、にぶい太陽の光の中に銀の帯のように消えていった。
時々背を輝かせながら。白鳥の鳴き声はトランペットに似てくる。
赤子の泣き声を思わせるリフレイン。
自然の神秘と生の憂愁、これこそ第5交響曲のフィナーレ・テーマだ。
そう。シベリウスが響きます。
 

春の小川はさらさらゆくよ。
 
のどかであります。

ところが。

川沿いのガタガタ道に降りたところ、突然

トイトイトイ! toitoitoi! …!!!


という感じの警告音が耳を聾します。

GARMIN が、何か警告を表示してピーピー言っています。
止める。
が、まだ

トイトイトイ! toitoitoi! …!!!


鳴っています。
スマホでした。

「あと7秒で通報するで!」


とか表示しています。
こちらも停めます。

どうやら、GARMIN の事故発生通報機能が作動した模様。
 
ガタガタ道の振動を事故と勘違いしたようです。

人騒がせな奴やで…。

今回のコース。





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2018年3月11日日曜日

【実走編】話題のローコスト・カーボンホイール Prime RP-28 で走ってみた! (インプレ? いやいや…)

ハロー皆様
 
Prime RP-28 を装着して実走してみました。


申すまでもありませんが、

  • パーツの能力を測れるような厳しい走りはできない
  • 比較できるほどいろいろなパーツを試した経験はない
  • 全然敏感じゃない
  • 基本、あんまり考えてない

ので、単なる個人としての感想であり、効果効能を示すものではありません。

「インプレ」と言えるようなものではない、とお考え下さい。


Campagnolo ZONDA からの交換です。

走り初めは武庫川の左岸堤防道路(サイクリングロードではない)から。
 
遠くで救急車のサイレンが聞こえるような気がします。
が、これは(おそらく)RP-28の前輪スポークの風切音でした。
ファーン…ファーン…
という感じでしょうか。
ZONDAの場合は
(柴咲)コォー……
というように聞こえていました。
(井上コオでも良いです)
 
そして。気になるブレーキ音。
キュイーン または
シュゥゥゥゥン ないしは
ズキュゥゥゥン!
でしょうか。
最初は「うるせーな」「ンまぁ はしたない!」
って思いましたが、だんだん快感に。
ブレーキを掛けるのが楽しくなってきました。
さらなる一時停止励行、に有効な機能かと思います。
High TG resin 3K carbon fibre brake track with textured surface for enhanced all weather performance
だそうです。

なお
異物を踏んだとき、ボムギ!という音がするかどうかは未確認です。
 
次に感じたのは

ダンシング後、伸びるかも?

です。
 
踏み降ろしたあと、次の脚に体重を掛けるまでの一瞬も進んでいる。

そんな感じがします。
 
さらにはっきり感じたのは、やはりダンシング。
 
ワタクシ貧脚につき、ダンシングと言えば
休むダンシング
です。
筋力を使ってスプリントしたりクライムしたりするようなダンシングは、基本いたしません。
 
短い上り坂(5~6%ぐらい)をチョロっと越えるような場合、ダンシングでクリアすることがありますが、思ったより坂が長かったりすると、頂点の手前でもう1段軽いギヤにチェンジしたくなることがありました。

が、このホイール Prime RP-28 では、それがほとんどない。


一定の斜度の坂であれば、体重(これも一定ですよね)を掛け続けることでクリアできるように思います。
これって、理論上は心肺さえ保てば、永遠に登り続けられるということです。(空論ですけど)
 
貧脚に希望を与えてくれます。
 
そして、気になるブレーキ性能。
確かに、以前の組み合わせ

  • Campagnolo ZONDA
  • シマノ ULTEGRA BR-6800(SHOES:R55C4)
  • Campagnolo Chorus Ergopower

よりも、明らかに制動力は劣ります。
上記の組み合わせだと、事実上、ブラケットからのブレーキングで激坂も下ることができ、
「下りは下ハン。お姉さんとの約束よ」
を遵守することは不要でした。

これが

  • Prime RP-28
  • シマノ ULTEGRA BR-6800(SHOES:Prime PRO)
  • Campagnolo Chorus Ergopower

に変わると、どうか。
 
今回走ったコースは「激坂下りがない」前提でチョイスされているので、主な下り坂は
  • ひいらぎ峠
  • 拝田峠
  • 一庫ダムから前川橋
程度です。
この程度であれば、ブラケットからのブレーキングだけで十分です。
もっとキツイ坂では、下ハンブレーキングが必要になるかも知れません。
 
雨天でのブレーキの効きについては、試していないのでコメントできません。
(できれば試したくないですね)
 
  *  *  *  *  *  *  *  *  *  * 
 
さて、この Prime のホイール、ハブのベアリングはカートリッジタイプです。

カップ&コーンじゃないと、メンテナンスができないよね

と聞きます。そうなのか。

でも、
こんな風に指定のベアリングがわかりやすく売られていたりするので、さっさと交換してしまったほうがわかりやすくて楽。
という考え方もあるかもですね。
 
なんなら、ハブも売られているし。


ということで、自転車や行き先、天候との組み合わせを試行錯誤しながら使っていこうと思っております。
 
ではまた。
 



Prime - RP-28 カーボンクリンチャーロードホイールセット

<追記>
Prime RP シリーズは、BlackEdition シリーズに移行する模様。
エコノミーなカーボンホイール、Prime RP-28 のその後の人生についてご報告。BlackEditionとは?

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