いまさら申し上げるまでもなく、僕は貧脚なのであります。
この世界には「貧脚詐欺」という言葉もあるようで、読者の皆様も
「テキトーなことを言いやがって。だまされへんで!」
という半ば疑念、半ば警戒心を覚えられるのが常でありましょう。
そこで、証拠を提出します。
どーん。
この動画は、六甲山(東六甲)のキツい部分を集めたものです。
・12%標識 x 2 + 直登攻撃。
・宝殿IC前後の忌まわしき傾斜。
六甲山には毎月1度ぐらい行っているので、同じような動画がいっぱい
できてしまう。
そこで、目先を変えるために抜粋版を作ったが、やはり目先は
変わっていない。というのがこの動画です。
この動画をご覧いただければ、その速度、フラつきぶりから、紛れもなく
貧脚であることを疑う人はいないでしょう。
証明終わり。
さて。
この動画では捉えられていませんが、この乗り手が登っている様子を、
目を閉じて想像してみてください。 そう。そこには見えてくるはず。
ようやくのことで体を支えているものの、足取りはおぼつかない。
ハンドルはフラフラ。今にも倒れてしまいそうな、その姿は…。
産まれたての子鹿のようだ!
さりとて、見ていると足を着くでもなく、超微速前進ながら這うように登っていく。
この奥義はいったい…。
産まれたての子鹿クライム。 これがウマシカ・クライムなのです。
決して「馬」と「鹿」ではないのであります。
ウマシカ・クライムでも、いつかはたどり着くのです。
ウマシカ・クライムは、速さを求めません。
誰かと競ったりもしません。
残った脚力と、心拍数と相談しながら、無事にたどりつくことだけを目指す。
そうして、いつかはたどりつくのです。
他の方のブログを拝見していると、激坂TTだったりロングライドだったり、
とってもカッコいいし憧れる。
でもね。こういうウマシカなロードバイクの乗り方も、なかなか楽しいんですよ。
本当の話。
まぁこれから少しずつお話してまいりましょう。
ではまた。
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