2021年1月21日木曜日

ブリヂストンサイクルはカンパニョーロの夢を見るか? それとも見なかったのか?

ハロー皆様


そんなこんなで(どんな?)ママチャリ情報に触れていたところ

ブリヂストンサイクルの特製ブレーキシステム
「スマートコントロールブレーキ」
というものの存在を知りました。

ネット上では悪評が目立ちます。
電動アシストとか重い自転車を止めるための制動力が高いフロントブレーキとして開発されたようですが
構造的に、ブレーキシューが減ってくるとパンタグラフ的構造が「底づき」してしまって、いくらケーブルを詰めても効かなくなる。と言うことのようです。
なるほど、確かにそういう機構に見受けられますね。

センタープル風にここを引くと

パンタグラフ的に縮んで左右のアームを押し広げて作動する仕掛けらしいです。

制動力が高い、と言っても
「Vブレーキ並みに効く」
ということらしいので、ならVブレーキでいいじゃん?
とか思ってしまいますが、きっとフォークに台座を溶接したくないとかいったご都合がおありなのでしょう。


あれ?

このブレーキ、見たような気がしますよね?

えーと

これだ!
Campagnolo の Corsa-Record "DELTA" Brake
人呼んで「イカブレーキ」じゃなイカ?

独特のフォルムが一部の好事家に人気でゲソ!

やたら複雑な構造

しかし、
  • 効かない
  • メンテナンスが面倒
  • 重い
使い物にならないので

後期型は改良されてこのような機構になり、若干効きが改善されたそうです。
Campagnolo の黒歴史のひとつ。
でした。

しかしですね。
Campagnolo C-RECORD "DELTA" と
ブリヂストン スマートコントロールブレーキ。

作動原理が似すぎていますよね。
これ、もとのパテントをたどると同じところにたどり着いたり。
…しないのかな??

っていうか。
ブリヂストン様は "DELTA"、イカブレーキのことを知っていてスマートコントロールブレーキを作ったのか。そうではないのか。
黒歴史とさえ言われる評価は知っていたのか。

知っていたとしたら。
「何を考えているんだ!?」

知らなかったとしたら。
「自転車業界にいながら知らないって恥ずかしくない!?」

興味だけは尽きないのであります。

ではまた。




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2021年1月17日日曜日

ママチャリの後輪タイヤを、メンドクサイのですが渋々自分で交換しました。正解でした。

ハロー皆様

皆さんもそうですよね。

ロードバイクやMTBのパンク修理やタイヤ交換だったら、苦もなくできるんだけど、


ママチャリのは面倒くさそうでイヤ。
特に後輪なんて、余分なものがいっぱいついていてやりたくない。
しかも正爪エンドでチェン引きが付いているとかゾッとする。

むしろ、ロードバイクのBB(ボトムブラケット)交換のためにクランクを外すとかの方がお手軽に感じる。

ですよね。
自分のロードバイクだったら、減ってもいないのにもっと別なタイヤを使ってみたくなって、アレを付けたりコレに変えたり、気軽に着脱。
なのに、ママチャリのパンク修理になると

「なにぃ!? しかも後輪? メンドクサイからその辺の自転車屋に持っていけば?」

などと言いがち。

しかし、自転車屋さんだってメンドクサイのは同じなので
「バック拡げ」
などという禁断の工具を使っていたりするんですよね。

依頼する自転車屋さんの選択を誤ると、自転車の生命が危険にさらされてしまうかもしれないので、自分でやったほうが安心できるかもしれません。
 
と申しますのも
また、ママチャリ号の後輪の空気が抜けてしまったそうです。
そう、後輪です。

症状的にはバルブの不良か、ピンホールによるスローパンクか、という感じだったので、試しにバルブを交換してみたのですが、2週間ぐらいでペタンコになってしまった模様。

こんな、昔でいうと「軽快車」っぽい自転車。
推定15年ぐらい前に購入。

アルミのスタッガードフレーム

TIG溶接。
というわけで、「バック拡げ」は絶対NGなのですが、こういう容姿なのでウッカリ使われてしまうんじゃないかという危惧大ですよね。

タイヤのサイズは26インチであることが辛うじて判読できました。

で、後輪となると着脱しないといけないパーツがいっぱいあるわけです。

キックスタンドを使用

バンドブレーキ(シマノ ローラーブレーキ)

内装3段変速(シマノ NEXUS)

それにドロヨケステーですね。
リヤキャリアは付いていません。

ちなみにグリップシフト。

で、15年ぐらい一度も交換していないわけなので、この機会にタイヤも替えましょうか。
「タチ交換」ってやつですね。
と、Amazon.jp で物色。
ママチャリのタイヤって WO でいいんだっけ?
ムカシ勉強したときは実用車は BE(ビーデントエッジ)って習ったような気がするんだけど?

でも、BE 規格はレッドブックに載ってしまったようですね。
そして、よく考えたら HE って規格が WO とどう違うかよくわかんないんだけど…。
(20年以上もMTBに乗っているクセにですよ)
26 x 1.5 = 26 x 1 1/2 という換算だけの話かと思っていましたwww
閑話休題。

安けりゃなんでもいいや、とコレを選択。
とは言え、信頼と実績の井上ゴムさんの製品です。WO です。
発注。

工具を取り揃えてスタンバイ。

していたのですが、
到着したのが Amazon さんの配送予定時刻より半日ぐらい遅くなったので、交換作業は日を改めて、となりました。

そして翌週。
作業を実施します。

ハブギヤ(内装変速)は、ワイヤーを引くとこんな風にロッドを押し込む。
という構造なんですね。
へぇー。

いろいろ取り外して、後輪の摘出に成功。

せっかくなので重さを量ってみると
この状態の後輪で 3kg ぐらいありました。ほぅ。

タイヤがやけに外しにくいので「なんでや?」 と思いましたが
ビードにチューブを挟み込んで組み付けられています。
そりゃ、空気も抜けてくるでしょうよ。

以前パンクしたときに、冒頭にあるように

「メンドクサイからその辺の自転車屋に持っていけば?」

という塩対応をした結果がコレです。

初心者の方がやりがちなミスですが、自転車屋さんもなさってしまうのですね。
ロードバイクだと高圧なエアを入れるので、その場でチューブが破裂するのですが、
ママチャリは 300kPa ぐらいなので露見せずに使っていたわけです。

その状態で数年間使用していたので、タイヤビードにチューブが癒着して、少々引っ張っても剥がれない有様です。

大丈夫なのか、その自転車屋様は?
そう思ってみると、なんだかリヤエンド幅が広がっているような気がしてきます。

まさか、「バック拡げ」を使ったんじゃないだろうな?
アルミフレームなのに?

時、既に遅し。
今考えても取り返しはつかないのであります。

気を取り直してタイヤの交換。

ロードバイクの場合は、タイヤの着脱にタイヤレバーを使うのはちょっとカッコ悪い気がしますが、
ママチャリなので恥も外聞もなく使ってやります。

できました。
バルブは Panarecer の変換バルブで米式に。これでポンプが共用できるし、空気圧が測れます。

完成。
もちろん、前輪のタイヤも交換しました。
タイヤを換えただけなので、特に変わり映えなし。
各部への注油、調整は実施しました。

点検も完了



変形してしまっているドロヨケとか、フロントブレーキとか、手を入れてみたい部分はありますが

…報われない努力は、やめておきましょうwww

ではまた。

<追記>
離脱覚悟のお役立ち情報www 




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