前の記事では
「バーテープを巻き直すのがメンドクサイので、ハンドルを買ったら一緒に取り付ける」
というか注文自体受領されないので、いつ届くかわからないと判断。
日本人の感覚では待っていられないので、
取り付けてしまいましょう、漢方(中華)機械式ディスクブレーキ ZOOM DB-680。
TRP Spyke のそっくりさんです。前輪に装備させます。
工具準備ヨシ!
取り付け手順は
- フォーク(ISマウント)にしっかり取り付ける。
- ポストマウントアダプタの取り付けボルトは遊びを持って固定。
- 左右のブレーキパッドの出具合を均等にしておく。
- ブレーキケーブルを固定する。
- ブレーキレバーを握ってセンター出しをしつつ、ポストマウントのボルトを固定(本締め)する。
- ブレーキパッドの出具合(クリアランス)を調整する。
- できあがり。
です。
パッドクリアランスの調整は、
この穴(外側)と
この穴(内側)に、3mmのアーレンキーを差し込んで行います。
わかってしまえばカンタンです。
できあがり。
結構追い込んで調整できたつもり。
それでは試走。
…これはすごい!
評するならば、限りない透明感を備えた神秘的なブレーキ。
レバーを握ったとき、ブレーキは存在感を消し、そこには虚無の世界が広がります。
まったく効かない。
制動距離:測定限界外
ブレーキによる制動抵抗よりも、タイヤの接地抵抗(転がり抵抗)のほうが大きいので測定できません。
ブレーキレバーを握ったままでペダリングしてもほとんど負荷を感じず走行可能です。
後輪にVブレーキを残しているので、併用すれば安全走行に実害はないのですが、そうでなければ整備不良です。
車検があったら間違いなく通りません。
徐行専用グラベルバイクになってしまいました。
「ディスクブレーキは、ローターとパッドのアタリ(慣らし)が必要」
と聞きますが、アタリが出てこの2倍効効くようになったとしてもNGです。
0 x 2 = 0
なのであります。
さあ、対策です。
一番正しいのは、まずVブレーキに戻すことです。
だがしかし
それでは負けです。
ボケ防止にもなりません。
他の方法を試して遊びましょう。
それまでは、乗らなければ安全上のリスクはありません。
まず、すでに手配済みの対策。
ブレーキキャリパーのパッドが「ワイド」であるのに対し、セットで付いてきたローターが「ナロウ」であると思われたので
別のローターを発注済です。
どうせなら、と 180mm のローターを選んだので
これで
ローターのワイド化
ローターの大径化
いまなら 2,000円ぐらいなんだから、シマノ BR-M375 に交換してみて、どうなるか試してみよう。
の2つの対策を同時投入することになります。
それでダメだった場合に備え
セミメタルパッドも発注しておきました。
フルメタルパッドも探したのですが、ZOOM DB-680 の変態サイズに合いそうなものがまだ見つかっていません…。
そして。
ローター&パッド交換でも制動力が獲得できなかった場合は
モノタロウ様情報では
「価格改定を予定しております。新価格は2,980円(税抜)を予定しております」
ということなので、早めに買っておかなくちゃ…
まってまって!
対策に本体(キャリパー)買い替えまで入ってしまうんですか?
あまりにもバカみたいじゃないですか(笑)?
そうだなぁ
それもそうだなぁ
でも、2,000円ぐらいバカみたいなことに使ってもいいかもしれないですよね。
いや、そもそも今回の一連の
「漢方メカニカル・ディスクブレーキをつけてみた!」
全体がバカみたいなのですよ。
ではまた。
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