なんとか取り付けに成功したように思われる、GARMIN VARIA RTL500。
本当は、VARIA RDU とのバンドルセットを購入したのですが、ディスプレイユニットは完全に無視して進行します(笑)
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G A R M I N V A R I A 来日! さぁウチの自転車に取付可能なのか? それは運命!
自分の脚力や経験に鑑み、フレームとかホイールとかについては、もっともらしいインプレッションは書かず、実感できたことだけを表現を抑えて書いてきたつもりですが、この商品についてはある程度明確に書きたいと思います。
(安全に寄与する可能性があるからです)
GARMIN の GPSサイクルコンピューターのユーザー数を考えると、GARMIN VARIA にちょっと興味がある、という方は一定数いらっしゃるかもしれません。
何かのご参考になれば嬉しく思います。
サドルバッグの間隙を突いて、なんとか取り付けましたの図。
GARMIN Edge 520 と、適当にペアリングしておきました。
GARMIN さんも、ここまで出来たら
Go for a Ride.
とおっしゃっているので、出かけてみました。
走り慣れた能勢とその往復、
85km程度を走ってきました。
結果、総体的に言って、期待通りの働きは十分すると評価します。
たとえば、こんな片側一車線の道。
後方からクルマが接近してくると
GARMIN Edge 520の画面はこのようになります。この画像のケースでは、後方から2台が接近していることを示します。
右上角のマル印は自車を示すようです。
なかなかわかりやすいと思います。
無事追い抜かれると、
こんな風に緑色になります。
「オールグリーン!」っていうアレですね。
4台来ていると、マル印が4つになります。
実際走っていると、
「おお、あとからドンドン来よるな…」
という感じです。
ちなみに、最大8台まで表示されるんだそうですよ。
実感としては、4~5台以上になったら、何台でも同じことですなぁ。
なお、
マップを表示していてもちゃんと表示されるのでご安心あれ。
それでは、初日ではありますが、使いながら理解したこと、推定したこと、感想など。
- かなり的確にクルマの接近を知らせてくれる。
- 2台の車両が短い車間距離で走行している場合は、1台として表示される場合がある。特に大型車の直後のモトバイクなどは捕捉されないことがあるようだ。
- 自車との走行速度差を利用しているようで、接近しているクルマが自車の直後について速度を落とした場合、マル印が消えてグリーン表示になることがあるようだ。
- 今まで、クルマの走行音を頼りに接近を察知していたのに比べると、早い段階で警告が出ることがありがたい。
たとえば、
一庫ダムへと登る坂のヘアピン。
ここは、インコースを通ると 14-15%、センターライン付近を通れば 10% ぐらいなのでできるだけインコースを避けるのが定石なのですが、頭上を国道173号線の高架が通っていて、背後から接近するクルマの走行音が聞き分けにくいのです。
GARMIN VARIA は、その判断を助けてくれます。
また、
サイクリストの鬼門・トンネル。
一庫ダムの手前の井補野トンネルは勾配が8%ぐらいあって、スレスレを抜かれるのが怖いので反対車線の歩道を登るのが常でした。
今回は GARMIN VARIA を頼り車道を登ってみましたが、後方からのクルマの接近が事前にわかることで、恐怖心はかなり抑えられました。
トンネルが怖い理由の一つは、自分の後ろの交通状況が把握できないことにあるように思います。
さらに望むならば、
接近してくる車両のサイズがわかると、さらに有り難いと思います。
いつか実現できると良いです。
さて。自分固有の問題であり、後継機種の RTL-510では発生しない事象ですが、
前回の記事で
設置場所の関係で、ブレーキケーブルと接触していることが気になる。
と書きましたが、
今回走行中、やはりこれがブレーキアーチの動きを妨げていることが発覚。
それもこれも、短足が原因なのですが…。
困ったなぁ、と思いましたが
こんな風に、問題がなくなるところまで GARMIN VARIA の向きをひねってやりました。
ブレーキの問題は解決。
そして、GARMIN VARIA の方は、レーダー電波の照射角は上下左右40°あるそうなので、実用上問題ないでしょう。
その後の実走行でも、それまでと動作状況に差は感じませんでした。
この件は解決。
ただ、この設置位置は、タイヤからのドロハネを激しく浴びる場所なわけで、それなりに気にかけていないと故障が早まる恐れはありますね。
では総括。
- 現実の交通環境の中で、視覚の補助装置としてはかなり有用であり、安全走行やストレスの軽減に役立つ。
- 言うまでもなく補助装置であるから過信してはならず、目視することが確実な方法である。
- とは言え、自動車のサイドミラーやルームミラーも同様に補助装置であるが、だからと言ってこれを利用すべきでないという議論は存在しない。
- 機器の特徴や弱点を理解した上で使用すれば、非常に有用な装備である。
という評価です。
なお、当記事は GARMIN VARIA RTL-500 に関するものですが、各種情報から判断する限り、概ね後継機種の RTL-510 にも当てはまるものと考えています。
※ブレーキケーブルとの接触の問題を除く。
今後の使用で新たな知見がありましたら、その都度当ブログの記事にしていきます。
ではまた。
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