世の中、上には上がいるものです。
前回の記事に書きました通り、
パナソニックのクロモリフレームを発注してから暦日で2ヶ月が経過。今なお、自転車店からは何の連絡もありません。
いうことで、2ヶ月と3日めの本日、こちらからお店に電話してみました。
その回答が想像を絶していました。
回答については、こちらの記事で事前に予想してみていました。
レベル1:「届いています! 連絡先を紛失してしまって連絡できませんでした」からレベル10:「あなたは誰ですか?」
まで。
しかし、それを大幅に超えてきました。
実際の会話
店「パナソニックの商品規格がまったく変わってしまいました」
筆者「品番から変わってしまったということですか?」
店「何から何まで、すべて変わってしまいました!」
筆「WEBサイトにはそんなこと何も書かれていませんよ?」
店「とにかく変わってしまったんです!」
筆「…それで、まだメーカー発注していないということですか?」
店「していません」
筆「なぜ連絡をくれなかったのですか?」
店「電話番号をなくしてしまいました」
筆「発注の際、確認したはずですね?それに住所も伝えていますよね?」
店「大怪我をして骨折してカバンを盗まれてメモも書類もスマートフォンもなくなってしまったんです。いまも動けません」
筆「それは大変だ!こんな商売の電話をしている場合ではないですね?」店「いえ、それは大丈夫です」筆「今からお店に行きましょうか?」店「いやいやいや!新しい資料を送りますのでその必要はありません!」
いかがですか皆さん。
さすがプロですよね。自分のようなシロートの想像レベルを遥かに超えてきました。
ワザ的には、事前予想の
レベル1:「届いています! 連絡先を紛失してしまって連絡できませんでした」レベル9:「パナソニックが蛍光灯と自転車は生産終了と言っています」
の複合技ですね。
しかも、以前、7/27に
という言い訳は使ってしまったので、
店「大怪我をして骨折してカバンを盗まれてメモも書類もスマートフォンもなくなってしまったんです」
という大技を繰り出してきました。
見事なものです。
次回の言い訳はきっと、親戚の葬式か自分の葬式かというあたりでしょうか。
ロシアとか地球温暖化のせいにするかも知れません。
事前に手付金とか払っていなくて本当に良かった。
では、この言い訳について論評してみます。
まず、
店「パナソニックの商品規格がまったく変わってしまいました」
なぜこんな簡単に露見するウソを付くのでしょうね?
パナソニックサイクルテックのWEB
「POSビジュアルブックは」ダウンロードして入手済ですが、2024年モデルの仕様変更などないことが明らかです。もしかすると、この「ビジュアルブック」を渡して
店「この通り、すべてが一新されました!」
って言えばごまかせると思っているのかも知れません。
ナメられたもんです。
この「ビジュアルブック」の発行は 9/27 ですから、8/11 に受注したオーダーを握りつぶしている説明に使うことはできません。
そしてもうひとつの言い訳
店「大怪我をして骨折してカバンを盗まれてメモも書類もスマートフォンもなくなってしまったんです」
こっちの方。
そもそも「コロナにかかった」「怪我をした」といった理由で2ヶ月以上も顧客への連絡を放置して許されると思っている時点で、社会人としての知能レベルを疑うわけですが、だとしてもその理由が事実であると仮定した場合のことです。
今の世の中。SNSというものがあります。
ときどき「バカ発見器」などと言われたりしています。
こちらのお店のSNS、筆者もフォローしていますよ。
(8/16)
発注した直後の投稿
(9/23)
お誕生日だったそうです。
おめでとうございます。
(10/2)
楽しそうなご尊顔を拝し奉っております。
この間は大層お元気だったご様子なので、10/2 ~ 本日 10/13 の間にお怪我をされたのでしょうか。
発注日 8/11 ~ 10/2 の間にメーカー発注もしくは顧客への連絡ができる期間は十分にあったようにみえるのですが、ここが理解できないのは筆者の知力の不足なのかも知れません。
電話の際、来店を頑なに拒んでいたのは…
さて。
今回は、伝統的スタイルの自転車屋さんにお世話になろうと思っておりました、
単に「安い」「便利」だけで購入先を選択し続けてもいいのか?
という趣旨の記事も書きました。
対応が不十分でも、
「商売が下手?」「職人カタギ?」「不器用ですから?」みたいに考えて受け入れようとしてきました。
企業規模が小さいことにより、在庫の品揃えや価格競争力が劣る。
これは仕方がない。
高齢化や後継者不足のため、情報力、技術力等で劣る。
これも受け入れましょう。
やむを得ない事情により、約束を守れない場合がある。
事情によっては認めましょう。
でも、
「ウソ」はダメです。
過去の記事にあるように、ひとつふたつのウソには気づかないふりをしてきました。
ミスを隠したいための小さなウソの魅力に抗えない人間の弱さも理解します。
しかし今回の一連の商談では、
「期限を守ったことは一度もない」
「手配する、発注する、といった約束を催促される前に実行したことは一度もない」
「その理由の説明は多くが虚偽である」
という経緯です。
さすがに限界かな。
もう1回だけ機会を設けようと思っていましたが、考え直すべきかも知れません。
他のことはともかく、「ウソ」はダメだと思うからです。
ではまた。
【クロモリ】 シリーズ < Schwarzwald-Serie >
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個人情報は秘匿しておりますが、権利者の方からお申し出があれば削除しますのでお知らせください。その際経緯のご説明の必要上、本文中伏せていた店舗名を記載する場合があります。
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